借入金は悪なのか?経営者のための「良い借金」と「悪い借金」の見極め方

目次

はじめに

「借入金は悪」という言葉が、いまだに経営の現場で根強く語られることがあります。中小企業の経営者の中には、「借金をしない経営こそが健全である」と信じ、無借金経営を目指す方も少なくありません。しかし、それは本当に正しいのでしょうか?

現代のビジネス環境は、スピードと変化に満ちています。チャンスは一瞬で通り過ぎ、資金がなければ成長の波に乗ることも、危機を乗り越えることもできません。実際、優れた経営者ほど、借入金を“資金調達の武器”として使いこなしており、借入金を悪とする考えとは距離を置いています。

本記事では、借入金に対する誤解を払拭し、「良い借金」と「悪い借金」の見分け方、貸借対照表の読み解き方、見逃されがちな借入リスク、そして借入の可否を左右する経営の本質について、分かりやすく丁寧に解説します。

あなたの会社の借入金は、未来を切り拓くための「良い借金」でしょうか? それとも過去の失敗をつなぐだけの「悪い借金」でしょうか?

本記事を通じて、借入金に対する見方を一新し、自社の財務体質を見直すきっかけにしていただければ幸いです。

① 借入金は本当に「悪」なのか?資金調達の本質に迫る

はじめに:なぜ今「借入金」が問題になるのか?

「借金=悪」。そんな印象を持っている経営者がまだまだ多いのが現実です。特に中小企業や個人事業主にとっては、「銀行に頼らず自力で経営すべき」「借金は苦しみの始まりだ」といったイメージが根強く存在しています。しかし、これは果たして正しいのでしょうか?

借入金は、資金調達の手段のひとつに過ぎません。にもかかわらず、「借入=失敗」のように捉えるのは、企業の成長機会をみすみす逃していることになります。

本章では、そもそも借入金とは何か?なぜそれが必要とされるのか?について深掘りしながら、「借入金=悪」という思い込みを論理的にひっくり返していきます。


借入金とは「時間を買う行為」である

借入金は、単に「お金を借りる」という行為ではありません。それは「時間を買う」行為なのです。たとえば、以下のようなシーンを想像してみてください。

  • 在庫を大量に仕入れてチャンスを逃したくないとき
  • 設備投資を今すぐ行えば、大手との取引が決まるとき
  • 人材確保が急務で、すぐにでも採用活動を強化したいとき

このようなとき、借入金がなければ、成長のタイミングを逃してしまいます。借入金によって「先に動ける」ことこそが、経営のレバレッジ(てこ)なのです。


借入=悪という思い込みの正体とは?

中小企業経営者が借入に対してアレルギーを持つのは、過去のトラウマ、メディア報道、身近な倒産の記憶などが原因です。実際、『中小企業財務の見方 超入門』でも、こういった誤解が企業の本質的な財務判断を鈍らせていると指摘されています。

特に「赤字=倒産」「借金がある=危険」といった短絡的な見方は非常に危険です。経営の成否は「資金が回るかどうか」であり、黒字かどうか、借金があるかどうかは副次的な指標にすぎません。


資金繰りこそが経営の「命綱」

借入金の是非を語る前に、まず見なければならないのが「資金繰り」です。どれだけ利益が出ていても、キャッシュがなければ倒産します。逆に、赤字でも資金繰りが回っていれば会社は続けられます。

したがって、借入金の存在を問題視するのではなく、それが資金繰りにどう貢献しているのかを見なければなりません。


借入金の活用は「戦略」である

優れた経営者ほど、借入金を「戦略的に」使います。

  • 成長のための攻めの資金
  • 安定経営のための防御的な資金
  • ピンチの時の一時的な橋渡し資金

このように目的が明確であれば、借入金は企業を前進させる強力な武器になります。


まとめ:借入金は「敵」ではなく「味方」になりうる

結論として、借入金そのものに善悪はありません。問題は「使い方」と「返済計画」です。適切な借入は、企業の成長スピードを高め、経営の安定性を増す力を持っています。

むしろ借入を極端に嫌うあまり、成長を逃す企業の方が、財務的にはよほどリスクが高いと言えるでしょう。


【まとめ表】借入金の位置づけとその評価

観点借入を嫌う企業借入を活用する企業
成長スピード遅い速い
チャンス対応力弱い強い
資金繰りの柔軟性低い高い
財務体質の評価表面的には良い実質的に安定する
リスク機会損失のリスク返済不能のリスク

② 「良い借金」と「悪い借金」の違いとは?経営に与える影響を徹底解説

「借入金」は一律に評価できない

借入金の評価は、単純に「ある・ない」では判断できません。重要なのは、借りたお金がどのように使われたのか、そしてそれが将来の収益にどう結びついているのかです。

例えば、同じ1,000万円の借入でも、以下のような使い方で企業の未来は大きく変わります。

  • 「最新設備への投資」なら、将来の利益を生む投資
  • 「赤字の補填」なら、火消し的な延命資金

この章では、「良い借金」と「悪い借金」を見分ける明確な基準を提示し、読者が自社の借入金の質を冷静に分析できるようにしていきます。


良い借金とは「未来をつくる借金」

「良い借金」とは、一言でいえば“将来のキャッシュフローを生み出すための資金”です。つまり、その借金が事業の成長や安定に繋がるのであれば、それは「良い借金」です。

代表的な「良い借金」の用途:

用途期待される効果
生産性の高い設備投資効率化・利益率アップ
売上を拡大するための運転資金商機を逃さず、規模拡大
営業拠点・人材への投資顧客基盤の拡大と長期的な収益成長
黒字事業の立ち上げ資金新たな収益の柱を構築

このような借金は、返済の「原資(げんし)」=将来の利益が明確です。つまり、借金は返済のためでなく、「事業を伸ばす手段」として使われているのです。


悪い借金とは「過去の穴埋めに使う借金」

一方で「悪い借金」とは、“未来をつくらない借金”です。もっといえば、過去の失敗や経営不備の「ツケ払い」に使われる借入です。

以下のような借入が該当します:

用途経営への悪影響
赤字補填収益性が改善しなければ焼け石に水
役員報酬の支払い経営者の私的都合で会社の財務を圧迫
不良在庫・不動産の穴埋め将来の利益に一切つながらない
返済のための借換え(無計画)自転車操業の入り口

このような借金は、返済の「原資」が存在しないため、財務状況をむしろ悪化させます。つまり「延命資金」であり、事業そのものの再建なしに返済は困難です。


借入金の「使途」と「回収力」を必ずセットで考える

借入金の評価は、次の2つの視点で決まります。

  1. 使途(何に使ったか)
  2. 回収力(それでお金が返せるか)

この2つの観点が揃っていれば、それは良い借金。どちらかが欠けていれば、将来的に財務を圧迫する悪い借金になり得ます。


実例で見る「良い借金」「悪い借金」

ケース①:良い借金の例

  • 背景:B社は地方で製造業を営む中小企業。新規取引先から大量注文を獲得したが、納品には機械設備の増強が必要。
  • 借入内容:設備資金3,000万円
  • 結果:納期を守り、売上増に成功。借入金は2年以内に完済。

→ 借入金が売上アップと直接リンクしており、「良い借金」と言える典型です。

ケース②:悪い借金の例

  • 背景:C社は飲食業。数年前に新店舗を出店したが、赤字が続いていた。
  • 借入内容:赤字補填・従業員給与の支払いのため2,000万円を借入
  • 結果:店舗閉鎖、借入金の返済が困難に

→ 事業改善の兆しがないまま、過去の穴埋めに使われた「悪い借金」の例です。


まとめ:借金の価値は「未来志向」で決まる

借入金は「過去を補う」ために使うのではなく、「未来をつくる」ために使うものです。

自社の借入金がどちらの性質を持つのか、貸借対照表や資金繰り表を見ながら冷静に判断しましょう。「借金=悪」と決めつけるのではなく、活用次第でそれは“資本に匹敵する経営資源”になるのです。


【まとめ表】「良い借金」と「悪い借金」の判断ポイント

項目良い借金悪い借金
借入の使途成長・利益を生むための投資過去の損失・資金繰りの補填
回収の見通し明確に返済原資が想定される返済の当てが曖昧
財務への影響将来の安定性を高める自転車操業や債務超過の恐れ
経営の選択肢戦略的に拡大・転換できる選択肢が狭まり縮小均衡に

③ 貸借対照表の読み方:借入金が未来を映す「鏡」になる理由

貸借対照表(B/S)とは何か?

貸借対照表とは、会社の「現在の姿」を一枚の表にまとめたものです。英語ではバランスシートと呼ばれ、資産(使い道)と負債+純資産(資金の調達元)を左右に並べ、バランスを取る構造になっています。

  • 左側(資産)=お金の使い道
  • 右側(負債+純資産)=お金の調達元

この「バランス」を読むことによって、経営者がどのような戦略で会社を動かしているか、今後の資金繰りにどんな課題があるかが見えてきます。


借入金は「未来を語る数字」

借入金は、貸借対照表の右側(負債の部)に記載されます。ここで重要なのは、借入金の存在そのものではなく、「どのように調達し、何に使ったか」です。

借入金の読み方で見えてくる経営の本質は以下の通りです。

項目意味・読み解くべきこと
短期借入金1年以内の返済義務。資金繰りのプレッシャー源
長期借入金計画的な設備投資や成長投資の可能性が高い
借入金の増加成長投資か、延命のための借入かをチェック
借入金の返済状況返済が進んでいるか、滞っているか

借入金は、単なる「負債」ではありません。それは経営者の意思決定の結果であり、「何を狙い、どこに投資したのか」が現れる項目なのです。


資産の部との照合で「借金の質」が分かる

借入金の評価には、「資産の部」との連動を確認することが不可欠です。つまり、「借りたお金はどこに行ったのか?」という問いです。

  • 借入金が固定資産に化けている → 設備投資などの可能性
  • 借入金が流動資産(在庫・売掛金)に対応 → 運転資金の可能性
  • 借入金が使途不明 → 要注意

この使い道との対応が不明確であれば、借入金が「悪い借金」である可能性が高くなります。


「資産が増えていない借入金」は警告信号

『中小企業財務の見方 超入門』でも解説されているように、資産の増加が見られない借入金は注意が必要です。たとえば、借入金だけが増えているのに、それに見合う固定資産や流動資産が増えていない場合、それはすでに費用として使われた、もしくは不良資産に化けている可能性が高いです。

この場合、貸借対照表は「過去の誤った経営判断の記録」となり、早期に体制を立て直す必要があります。


純資産とのバランスも重要

貸借対照表の右側には、借入金(負債)だけでなく、自己資本(純資産)も含まれます。ここで注目したいのが「負債と純資産のバランス」です。

  • 自己資本が厚い:健全経営。借入余力あり。
  • 自己資本が薄い:借金依存体質。資金調達が困難に。

つまり、借入金の多寡は問題ではなく、「自己資本との比率」が健全かどうかが問われるのです。


借入金の未来的リスクを見る:債務超過と資金繰り

貸借対照表から読み取れる最大のリスクは「債務超過」です。つまり、総資産より負債の方が多くなってしまっている状態です。これが起こると、

  • 銀行融資が受けられない
  • 新たな投資ができない
  • 返済プレッシャーが経営を圧迫

といった深刻な状況に陥ります。

さらに、毎月の資金繰りがきつくなれば、事業は回っていても「黒字倒産」の危険性すら出てきます。


まとめ:B/Sは経営者の「行動履歴」

貸借対照表は、経営者の行動の集積であり、意思決定の結果です。とくに借入金は、その経営判断が正しかったか、未来志向だったかを明確に映し出します。

借入金の有無ではなく、内容と構造に目を向ける。それが、経営者としての視座を高めるための第一歩です。


【まとめ表】貸借対照表から読み取る借入金の質チェックリスト

チェック項目見るべきポイント警戒すべき兆候
借入金の種類短期か長期か短期借入に依存していないか
借入金と資産の対応関係何に使われたかが分かるか使途不明、費用化、架空資産
自己資本とのバランス自己資本比率が十分にあるか自己資本が薄く返済圧力が大きい
利益とのバランス利益と返済が釣り合っているか利益が出ていないのに借入が増加
債務超過の有無総資産>負債+累積赤字か負債が資産を超えている

④ 財務分析で見逃しがちな借入金リスクのサイン

見えにくいリスクに潜む倒産の兆候

経営者が貸借対照表や損益計算書を読み解く際、表面的な「売上」「利益」ばかりに目を奪われてしまいがちです。しかし、実際に企業が倒産する原因は、もっと深いところに潜んでいます。

とりわけ「借入金の質」に関わるリスクは、財務諸表に“うっすらと”現れていることが多く、注意深く読み解かなければなりません。

本章では、財務分析における“見逃されがちな借入金の危険信号”を、実務ベースで解説します。


見逃されやすい借入金リスク1:資産と借入金のアンバランス

「借入金がある=リスク」ではありません。問題なのは「借りたお金が、どこへ行ったかが不明確」な場合です。

具体的には、

  • 借入金が増加しているのに、固定資産・流動資産に変化がない
  • 借入金が棚卸資産に対応しているが、その在庫が不良化している
  • 売掛金が増えているが、回収の見込みが乏しい

などが挙げられます。

これは、借入金がすでに“死に金”になっている状態。要するに「返済の原資が消えている」可能性があるのです。


見逃されやすい借入金リスク2:短期借入金依存体質

企業が慢性的に短期借入に依存していると、日々の資金繰りが極めて不安定になります。とくに注意すべきパターンは以下の通りです。

  • 短期借入で固定資産を購入している(資金のミスマッチ)
  • 運転資金を短期借入でつなぎ続けている
  • 短期借入金の返済が「借換え前提」になっている

このような構造では、ひとたび金融機関の判断が変われば、借換えが止まり、一気に倒産リスクに直結します。


見逃されやすい借入金リスク3:資金繰り表に現れた危険信号

資金繰り表は、損益計算書では見えないリアルな企業の“血流”を示します。以下のような兆候は、早期に発見すべき赤信号です。

  • 毎月の資金繰りがギリギリ(キャッシュ残高が極端に少ない)
  • 売掛金の回収が遅れている
  • 支払サイトを延ばし続けている(買掛金が異常に増えている)
  • 資金繰りの見通しが3カ月先まで立っていない

中小企業では、「利益は出ているのに倒産する」黒字倒産が実際に起こります。その大半が、資金繰りの管理ミスによるものです。


見逃されやすい借入金リスク4:粉飾決算による“見せかけの健全性”

粉飾決算によって、借入金のリスクが“隠蔽”されているケースもあります。

  • 架空の売掛金を計上して借入の返済能力を装う
  • 不良在庫をそのまま資産に残して資本を厚く見せる
  • 減価償却を先送りして利益を水増し

こういった“化粧財務”は、粉飾がバレたとき、もしくは追加借入ができなくなった瞬間に、経営破綻へと一気に加速します。


見逃されやすい借入金リスク5:関係会社や役員への貸付金

貸借対照表の中で特に要注意なのが「貸付金」です。とくに、

  • 関係会社への貸付金(回収の見込みなし)
  • 役員への貸付金(事実上の私的流用)
  • 売掛金が貸付金に変わっているケース(延命処理)

これらは、借入金を通じて社外に資金が流出し、しかも回収のあてがない「隠れた損失」になっている可能性があります。


まとめ:数字の裏にある“現実”を直視せよ

財務分析は、単なる数字遊びではありません。数字の裏には、現場のオペレーション、社長の判断、銀行との関係、そして会社の命運そのものが詰まっています。

借入金に関するリスクを見逃さないためには、「なぜこの数字なのか」「将来どうなるのか」といった視点を常に持ち、表面的な健全さに騙されないことが重要です。


【まとめ表】見逃されやすい借入金リスクとチェックポイント

リスク項目チェックポイント潜在する問題点
借入金と資産の不一致資産が対応しているか?変化があるか?借入金の死に金化
短期借入依存短期借入が慢性化していないか自転車操業・借換不能リスク
資金繰りの逼迫資金繰り表のキャッシュ残・回収・支払状況黒字倒産・支払遅延の可能性
粉飾決算不自然な利益・資産構成・償却費の動き真実の経営状態が把握できない
貸付金の存在回収可能性・使途・相手先の健全性実質的な損失、借入金の流出先不明

⑤ 「借りてはいけない会社」と「借りるべき会社」の決定的な違い

はじめに:「借金が危ない会社」とは?

「借金は経営のレバレッジである」とはいえ、すべての企業が借入に向いているわけではありません。むしろ、借入を行うことで自らの経営体力以上の負荷を背負い、倒産の引き金となる企業も少なくありません。

この章では、「借りてはいけない会社」と「借りるべき会社」の違いを、経営・財務・組織体制などの観点から明確に分けて解説していきます。


借りてはいけない会社の特徴

以下の特徴を持つ会社は、原則として新たな借入をすべきではありません。借入金は、それ自体が経営力のなさを露呈させ、いずれは資金繰り破綻へとつながる可能性が高いからです。

特徴1:キャッシュフローが赤字

  • いくら帳簿上黒字でも、現金が減っている会社は借入すべきではありません。
  • キャッシュが増えていない=返済原資がない。

特徴2:経営改善の兆しが見えない

  • 赤字が続き、収益構造の立て直しがなされていない。
  • 「借りて時間を稼ぐ」だけの状態。

特徴3:経営者が数字に弱い・無関心

  • 貸借対照表・資金繰り表を読めない。
  • 資金使途の説明が曖昧。

特徴4:内部統制が弱い

  • 現金・在庫管理が杜撰。
  • 役員貸付、架空資産などの不明朗な取引。

特徴5:借入依存体質

  • 常に借換えで凌いでいる。
  • 借入が常態化し、危機意識が薄い。

借りるべき会社の特徴

一方で、積極的に借入を活用すべき会社もあります。これらの企業は、借入金を「未来をつくるツール」として位置づけており、資金が成長へと直結します。

特徴1:キャッシュフローが安定して黒字

  • 本業でしっかりキャッシュを生み出している。
  • 借入の返済原資が内部から出ている。

特徴2:明確な資金使途と回収計画

  • 借入目的が明確で、利益につながる投資が前提。
  • 具体的な返済計画と実現性がある。

特徴3:財務への意識が高い経営者

  • 財務諸表を理解し、対外説明能力がある。
  • 経営判断を数字に基づいて行う。

特徴4:外部信用が高い

  • 税金・社会保険の滞納がない。
  • 銀行との信頼関係が良好。

特徴5:借入を成長戦略の一環としている

  • 借入によって事業をスケールさせている。
  • レバレッジ効果を意識した経営ができている。

事例比較:両者の違いを徹底分析

観点借りてはいけない会社借りるべき会社
資金使途赤字補填、給与、仕入先支払い設備投資、拡大、採用、販路開拓
キャッシュ状況枯渇、常にギリギリ安定して黒字
経営者の姿勢数字が苦手・任せきり自ら財務分析を行う
財務体制杜撰・不透明明確・透明
借入戦略その場しのぎ成長戦略の一部

借入判断のフレームワーク:3つの質問で見極める

以下の3つの質問を自社に当てはめてみてください。

  1. 「そのお金は、いつ、どれだけの利益を生むのか?」
  2. 「返済の原資はどこにあるか?」
  3. 「今借りないと、どんな機会を失うか?」

この問いに即答できないようであれば、借入は慎重になるべきです。


まとめ:借入判断は“経営者の成熟度”を問われる

借入は、単なる資金調達手段ではなく、経営者の覚悟と計画性を問われる決断です。

安易な借入は会社の命取りに。計画的な借入は会社の成長エンジンに。

自社が「借りてよい会社」かどうか、財務だけでなく、組織のあり方や経営者自身の姿勢からも見つめ直す必要があります。

おわりに

借入金を巡る経営判断は、単なる資金繰りの問題ではありません。それは、経営者が「どのように会社を成長させたいのか」「どんな未来を描いているのか」という意志そのものを反映する重要な選択です。

世の中には「借金は危ないから避けるべきだ」という声が溢れています。しかし、何も借りずに経営が順調に進む企業は、ほんの一握りです。むしろ適切なタイミングで、正しい目的のために、計画的な借入を行えるかどうかが、企業の命運を分ける時代になってきています。

借入金は経営の力を“増幅”する道具です。だからこそ、扱い方を誤れば傷は大きく、正しく使えば成長の原動力になります。

本記事でお伝えした内容が、あなたの会社にとって「借りて良いのか?」「借りたお金をどう使うのか?」という問いに、明確な答えを導き出す助けになれば幸いです。そして何よりも、財務諸表の行間から経営の真実を読み解く力を育むことが、今後の意思決定における強力な武器となるでしょう。

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