売れる商品はこう作る!コンセプト設計5ステップ完全マスター

目次
- 1 1. 売れるコンセプトとは何か?──「強さ」の本質に迫る
- 2 2.「不(ふ)」の視点から始まる商品開発──ニーズを超えた設計思想
- 3 3. ベネフィット4原則:視覚・納得・新しさ・成果で心をつかむ
- 4 4. コンセプトを実践に落とし込む「見せ方と見え方」の戦略設計
- 5 5. リクルートに学ぶ“売れる仕組み”の再現性とその裏側
はじめに:売れるかどうかは「コンセプト」で8割決まる
「いい商品をつくったはずなのに、なぜか売れない」
このような声を、これまで数え切れないほど聞いてきました。
品質には自信がある。実績もある。なのに、なぜか人が集まらない、選ばれない──。
その原因の多くは、「商品が悪い」のではなく、コンセプトが伝わっていないということです。
今の時代、どんな業界・業種であっても、商品はあふれています。
つまり「良いもの」が選ばれるわけではなく、「わかりやすく魅力的に伝えられたもの」が選ばれる時代なのです。
本記事では、売れる商品をつくる上で欠かせない**「売れるコンセプトの設計法」**を、5つの見出しに分けて徹底的に解説していきます。
特に、以下のような悩みを持つ方にこそ、最後まで読んでいただきたい内容です:
- 自分の商品やサービスの魅力をうまく言語化できない
- 差別化を図りたいが、何を軸にすればいいか分からない
- SNSや広告を頑張っても反応が薄い
- 営業や集客がしんどいと感じている
読み終わる頃には、「なるほど、だから売れていなかったのか」と納得できるはずです。そして同時に、「こうすれば売れるのか」という具体的な道筋も見えてくるでしょう。
さあ、ここからは“売れるコンセプト”を一緒に構築していきましょう。
1. 売れるコンセプトとは何か?──「強さ」の本質に迫る
売れる商品が持つ“見えない力”とは何か?
「なぜあの商品は売れるのか?」
同じようなジャンル、同じような価格帯の商品が並ぶ中で、明らかに“選ばれる商品”が存在します。それは、広告がうまいから?有名人が紹介したから?運が良かったから?
もちろんそれらも一因にはなるでしょう。でも、真の理由は違います。
答えは、コンセプトの「強さ」にあります。
なぜ「コンセプトが強い」と売れるのか?
ここで一つの問いを立ててみましょう。
「そもそも“コンセプトが強い”ってどういうこと?」
これは簡単に言えば、**「ターゲットにとって必要不可欠に感じるかどうか」**です。
例えば、以下のような違いを見てください。
- A:「疲労回復に効くサプリ」
- B:「朝の通勤中もシャキッと目覚める、3時間後に効き始める集中力特化サプリ」
どちらのほうが、使う場面をイメージできますか?
Bのほうが「買う理由」がはっきりしていると思いませんか?
これが「強いコンセプト」です。
売れる商品には、常に「明確で具体的なベネフィット」があり、誰に向けているかがはっきりしています。
「コンテンツの強さ」との違い
ここで混同しやすいのが「コンテンツの強さ」と「コンセプトの強さ」の違いです。
- コンセプト=考え方、切り口、テーマ(骨組み)
- コンテンツ=中身、提供価値、情報(肉付け)
例えば、iPhoneは「コンセプト=人間の生活をスマートにする道具」として設計され、その中身(コンテンツ)として、カメラ性能や操作性などが付いています。
多くの人が「コンテンツ」で勝負しようとして「売れない」と悩みます。
でも本当は、売れるかどうかは「何を言うか」より「なぜそれを言うか」で決まるんです。
なぜ今、USPよりコンセプトが重視されるのか?
従来、商品には「USP(Unique Selling Proposition:独自の売り)」が求められてきました。ですが今、USPの時代は終わりつつあります。
なぜか?
似たような商品があふれ、差別化が限界を迎えているからです。
例:
- 「30日で痩せる」は、もはや誰でも言っている。
- 「国産素材使用」も、ほとんどの商品がそう。
この時代、**本当に重要なのは「誰の、どんな悩みの、どの瞬間を救うのか」という“コンセプトの設計”**なのです。
コンセプトが先、商品は後──設計思考の転換
ここで、思考の順番を整理しましょう。
多くの人の順番:
- 商品を作る
- ターゲットを探す
- 売り方を考える
売れる人の順番:
- ターゲットを明確にする
- コンセプトを設計する
- 商品をつくる
この順番の違いが、売れるか売れないかを分けます。
重要なのは、「誰に、何を、なぜ提供するのか?」をコンセプトとして明文化することです。
成功事例と失敗事例から学ぶ、コンセプトの力
成功事例:ライザップ
- コンセプト:「結果にコミットする」
- ターゲット:自力で痩せられないけど、成果が欲しい30〜50代
- ベネフィット:短期間で痩せられる、専属トレーナーの管理付き
→ 単なるダイエットジムが、「自己投資」として認識されるビジネスへ昇華。
失敗事例:ありがちなダイエット食品
- コンセプト:不明確。「痩せます」「カロリー少なめ」だけ。
- ターゲット:誰に向けているか不明
- ベネフィット:使う理由が弱い
→ 市場に埋もれる。比較され、価格競争へ。
【まとめ表】コンセプトと他要素の違い
| 項目 | 内容 | 成功のカギ |
|---|---|---|
| コンセプト | 誰に、なぜ、何を届けるか | 明確で、共感・納得できるストーリー |
| コンテンツ | 提供する中身 | 質より「伝わりやすさ」重視 |
| USP | 競合との違い | 差別化要素として設計に加味 |
| ブランディング | ブランドの世界観・一貫性 | コンセプトが核になる |
CTA:あなたの商品は「何のため」に存在しているか?
ここで、あなた自身に問いかけてみてください。
- 自分の商品は、誰のどんな「不」を解消するものですか?
- 商品の中身(コンテンツ)ばかりに目が行っていませんか?
- 「なぜこの商品を作るのか?」に答えられますか?
この問いに本気で向き合うこと。それが、すべてのスタートです。
2.「不(ふ)」の視点から始まる商品開発──ニーズを超えた設計思想
コンセプト以前に必要な視点:「ふ」とは何か?
コンセプトを設計する以前に、もっと根本的に重要なことがあります。
それが、「不(ふ)」です。
ここでいう「不」とは、次のような感情や状態を指します。
- 不便(べん):使いにくい、手間がかかる
- 不満(まん):期待と現実がズレている
- 不安(あん):将来が見えない、心配
- 不快(かい):気分が悪い、ストレス
- 不足(そく):足りない、満たされない
この「ふ」を見つけて、解消することが、売れる商品・売れるサービスを生み出す“起点”なのです。
現代ビジネスの根本問題:「ニーズはもう満たされている」
今の世の中、ほとんどの人は生活必需品をすでに持っています。
- 食べ物は豊富にある
- スマホもある
- 服も困っていない
- 情報は検索すれば出てくる
つまり、「必要だから買う」というニーズ型の商品は、もはや売れにくい時代になったということ。
ここで売れる商品をつくるためには、「不を解消するものをつくる」という発想にシフトしなければなりません。
売れる商品は「不平・不満・不便・不安」の解消から始まる
たとえば以下のように、「不」から逆算して生まれた成功商品が存在します。
| 不の種類 | 具体的な例 | 解消された商品 |
|---|---|---|
| 不便 | 子どもの世話で手が離せない | 自動掃除ロボット |
| 不安 | 老後の資金が心配 | 積立型の保険商品 |
| 不満 | コンビニのスイーツが物足りない | 専門店級の本格スイーツ(コンビニ開発) |
| 不快 | 夏の暑さで寝苦しい | 接触冷感の寝具 |
すべて、「誰かのふ」を徹底的に観察し、設計した結果なのです。
「ふ」の4分類マトリックス(ビジネス×プライベート)
では、具体的に自分の商品やサービスが、どんな「ふ」を解消しているのかを明らかにするために、以下のマトリックスを活用してください。
【ふの分類マトリックス】
| プライベート領域 | ビジネス領域 | |
|---|---|---|
| マイナス→ゼロ | 病気の不安をなくす(保険) | 営業が取れない(営業研修) |
| ゼロ→プラス | 理想のライフスタイルを実現 | 売上が2倍にアップする |
解説:
- マイナス→ゼロ:今困っている状態を正常に戻す。ニーズ型の解決策。
- ゼロ→プラス:今よりもっと良くしたいという欲望に応える。ウォンツ型。
このマトリックスに当てはめることで、自分の商品がどのポジションにあるかを客観的に把握できます。
不の掘り方:顧客インタビューから生の声を拾う方法
「ふ」は自分で考えても見つかりません。
最も有効なのは、「お客様の口から直接聞く」ことです。
実践方法:
- 過去の購入者に「なぜ買ったか」「何に困っていたか」を聞く
- セールス現場でのお客様の反応を記録する
- SNSでのコメントやレビューを分析する
例えば、
- 「時間がない中で育児してるのがストレスだった」→ 時短グッズ
- 「毎日同じ服を着るのが恥ずかしい」→ レンタルファッション
小さなつぶやきの中に、「売れるヒント」が隠れています。
「ふ」から導かれる価値提案とは?
「ふ」を見つけたら、それをベースにしてコンセプトを構築します。
例:
- 不便を解消:「面倒な作業を1ボタンで終わらせる」
- 不満を解消:「既存商品では満たされなかった機能」
- 不安を解消:「リスクをゼロにするサポート体制」
- 不快を解消:「使っていて心地よさを感じる設計」
ポイントは、「○○がないからこそ、私たちの商品が必要」と伝えることです。
【まとめ表】「ふ」を活用した商品企画の例
| ターゲット | 感じている「ふ」 | 解消する商品アイデア | 想定ベネフィット |
|---|---|---|---|
| 新卒社員 | 社会人としての自信がない | ビジネスマナー研修 | 自信を持って働ける |
| 主婦 | 食事の準備が面倒 | 下ごしらえ済みの冷凍ミールキット | 調理時間が半分に |
| フリーランス | 孤独でモチベが下がる | 月1のオンライン交流会 | モチベ向上・仲間ができる |
| 中小企業経営者 | 資金繰りの不安 | 資金繰り自動化ツール | 売上と支出の見える化 |
CTA:あなたの商品が解決している「ふ」は何か?
今すぐ、以下の問いに答えてみてください。
- 自分のお客様が感じている「不便・不満・不安・不快」は何か?
- それはビジネス領域?それともプライベート領域?
- その「ふ」を解消するために、自社の商品・サービスは何をしているか?
“ふ”が見えれば、売上はついてきます。
3. ベネフィット4原則:視覚・納得・新しさ・成果で心をつかむ
「売れるコンセプト」に共通する4つの要素とは?
これまでのパートで「強いコンセプトの重要性」と「不(ふ)の解消」について話してきました。では、その上で**「売れるコンセプト」に必ず共通しているものは何か?**
それが以下のベネフィット4原則です。
- 視覚化(イメージできる未来)
- 新しさ(見たことない切り口)
- 成果(具体的な得られる変化)
- 納得(理にかなっている理由)
この4つの要素をコンセプトや商品に織り込めていないと、「響かない」「欲しいと思われない」商品になってしまいます。
ベネフィットとは「使った未来を描ける力」
まず前提として理解しておいてほしいのが、「ベネフィット=特徴(スペック)ではない」ということ。
- 特徴:「カメラが1億画素」
- ベネフィット:「プロ並みの写真が誰でも撮れる」
つまり、商品がもたらす“未来の変化”や“得られる結果”がベネフィットです。
【1】視覚化されているか?(見えるかどうか)
売れる商品は、未来が“映像のように”見えています。
- 「疲れ切った夜に、たった3分で眠れる」
- 「朝、パッと目覚めてコーヒーが飲みたくなる体質に」
このように、**使った後のシーンが想像できるか?**が極めて重要です。
【ポイント】
- 具体的な時間、場所、感覚を言葉にする
- 数字や五感ワードを活用する(例:「冷たい感触」「5分で完了」)
【2】目新しさはあるか?(差別化されているか)
いくら視覚化されていても、「どこかで見たことあるな…」と思われてしまったらアウトです。
新しさとは、必ずしも“世界初”である必要はありません。
- 「組み合わせが新しい」
- 「見せ方が新しい」
- 「ターゲットが新しい」
たとえば、ヨガ×英会話=「ヨガしながら学ぶ英会話」など、既存の価値の再構成でも十分な目新しさになります。
【3】成果は具体的か?(どんな結果が出るのか)
商品を購入する最大の動機は、「これを買えば自分がどう変わるのか」が明確だからです。
- ダイエットなら「3ヶ月でマイナス5kg」
- 英語なら「2ヶ月で日常会話ができる」
逆に、よくあるNG表現は以下のようなもの。
- 「すっきりします」→ どのくらい?
- 「楽になります」→ 何がどう楽に?
【チェックポイント】
- 変化の“ビフォー・アフター”が描かれているか?
- 数字や期間など、誰でも理解できる指標があるか?
【4】納得感はあるか?(腑に落ちる説明があるか)
最後に最も見落とされがちなポイントが、「なぜそれで効果が出るのか?」という根拠の説明です。
たとえば、
- 「なぜ3ヶ月で痩せるのか?」
→ 食事制限×運動メソッド×管理サポートがセットだから - 「なぜ初心者でも英語が話せるのか?」
→ 中学英語だけで会話できる教材設計だから
「なるほど、それならできそう」と思わせる納得の構造が、商品への信頼感につながります。
成功例と失敗例に学ぶ、ベネフィット設計
| 事例 | 成功/失敗 | 理由 |
|---|---|---|
| 「英語を楽しく学べます」 | 失敗 | 抽象的でベネフィットが見えない |
| 「月2回の対話練習で、1ヶ月後に英語面接が怖くなくなる」 | 成功 | 視覚化+成果+納得が揃っている |
| 「完全無添加スキンケア」 | 失敗 | 成分の特徴のみ。未来の肌状態が見えない |
| 「3日で肌トーンが明るくなった実績多数」 | 成功 | 成果が具体的。数字と声が根拠に |
【チェックリスト】あなたの商品ベネフィット診断
次の質問に「はい」と答えられるかで、商品力が測れます。
| チェック項目 | はい/いいえ |
|---|---|
| 商品を使った後のシーンが想像できる | ✅ / ❌ |
| 類似商品との違いがすぐに説明できる | ✅ / ❌ |
| 得られる結果を具体的に言語化できている | ✅ / ❌ |
| その効果の理由を1分以内に説明できる | ✅ / ❌ |
3つ以上「いいえ」がある場合、コンセプトの再設計をおすすめします。
CTA:あなたの商品は、未来を見せられているか?
読者の心を動かす商品とは、機能の良さや価格の安さではありません。
- それを使うことで、どんな気持ちになれるか?
- それを手にすると、自分の未来はどう変わるか?
この“変化の約束”こそが、ベネフィットです。
あなたの商品は、買う理由を語れていますか?
4. コンセプトを実践に落とし込む「見せ方と見え方」の戦略設計
コンセプトの「見せ方」と「見え方」は違う
商品やサービスをつくるとき、多くの人が「どう見せようか?」と考えます。
しかし、本当に重要なのは「どう見えるか?」です。
この違い、明確に意識できていますか?
- 見せ方=発信者の意図や構成(主観)
- 見え方=受け手の感じ方や印象(客観)
つまり、発信者がいくら頑張ってアピールしても、受け手に伝わっていなければ意味がないのです。
「主観」から「客観」への視点移動が鍵
ビジネスがうまくいかない最大の理由は、自分視点でしか商品を設計・発信していないからです。
例えば、
- 「このサービス、私のこだわりが詰まってます!」
- 「他社よりも高品質なんです!」
……それ、お客様にとって関係ありますか?
あなたが届けたいことよりも、
「相手が受け取りたい形」にして伝える必要があるのです。
メディア別・プラットフォーム別の見せ方戦略
「見え方」は、媒体によって大きく変わります。以下に代表的な例をまとめます。
| プラットフォーム | 特性 | 見せ方のポイント |
|---|---|---|
| ビジュアル重視、短文 | 写真で世界観、感情を伝える | |
| X(旧Twitter) | 短文、共感・ネタ重視 | 一言で心をつかむ強い言葉 |
| YouTube | 長尺OK、ストーリー性 | 課題→解決→成果の順で構成 |
| ホームページ | 検索目的、信頼性重視 | 論理構成と証拠の明示 |
どこで発信するかによって「どう見せるか」がまったく違うということを理解しておきましょう。
SNSで売れる商品の“言語化とデザイン”の共通点
今の時代、SNSで「いいね」がつく商品と、「売れる商品」には共通点があります。
それが、
- 言葉選びがうまい(コピー)
- 見た目の印象が統一されている(ブランド設計)
例:
- 「ママの3秒を救う、抱っこ専用エプロン」
- 「30秒で毎朝のむくみが消える魔法のスティック」
言葉のセンスだけでなく、使われる場面がパッと浮かぶ言い方になっていることが重要です。
情報設計の基本──ASUS(アイサス)モデルを活用する
商品や情報が「どう見られるか」を整理するフレームワークとして、ASUS(Attention→Search→Action→Share)モデルが有効です。
ASUSモデルとは?
- Attention(注意):まず目を引く必要がある
- Search(検索):興味を持ったら検索される
- Use(体験):使われてはじめて価値が生まれる
- Share(共有):良い体験は拡散される
SNS全盛の時代、Search(検索)前提で商品設計する必要があるのです。
ターゲットの検索行動に刺さるメッセージ設計
ユーザーは、まず自分の悩みをGoogleやSNSで検索します。
そのときに表示される「タイトル」「説明文」「サムネイル」の見え方が命です。
具体的には、以下のように設計します。
- 悩み型:「仕事 忙しい 時短グッズ」
→ →「“3秒で服が干せる”で検索される商品」 - 理想型:「毎朝スッキリ目覚める 方法」
→ →「“朝が変わる 枕”でリードする広告文」
つまり、「見せ方」=検索される形で設計することが重要です。
【図解】見せ方・見え方の最適化フレームワーク
以下の図で整理しましょう:
┌───────────────┐
│ 発信者の意図(見せ方) │
│「高品質」「丁寧」「想い」など │
└───────────────┘
↓ 変換・翻訳
┌───────────────┐
│ 受信者の印象(見え方) │
│「これ、私のための商品だ!」 │
│「欲しかったのはこれだ!」 │
└───────────────┘
この変換ができる人=**「伝わる商品を作れる人」**です。
CTA:あなたの商品は“どう見られている”か、検証したことがありますか?
ここで自問してみてください。
- 商品ページの言葉は、お客様の検索ワードになっていますか?
- 「見せたいこと」と「見えていること」が一致していますか?
- SNSでの投稿は、「誰に向けて」「どんな印象を与える」ように作られていますか?
「伝えたいこと」ではなく、「伝わる言葉」で発信する。
それが、売れるコンセプトの“最終設計”です。
5. リクルートに学ぶ“売れる仕組み”の再現性とその裏側
「売れる商品をつくる会社」リクルートの本質とは?
「リクルートって、営業が強い会社だよね」
この言葉、聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、実際にリクルートのビジネスモデルを深く見ていくと、**彼らが本当に強いのは「売れる商品・サービスの仕組みをつくる力」**であることが分かります。
営業力で売っているのではなく、営業しなくても売れる状態を“仕組みとして”作っているのです。
なぜ“営業が強い”という誤解が広まったのか?
リクルートはホットペッパーやSUUMO、じゃらんなど、あらゆるジャンルでシェアNo.1を獲得しています。
だからこそ、外から見ている人はこう思います。
- 「あれだけ売れてるのは営業がゴリゴリ強いから」
- 「あそこに営業されたら断れないでしょ」
ですが、実はその裏には“営業せずとも勝てる設計”があるのです。
実際には「営業不要な商品」をつくっている
リクルートの営業現場でよく言われる言葉があります。
「ホットペッパーしかないもんね、しょうがないよね」
つまり、他に代替手段がない。高くても選ばざるを得ない。
この状態を作っているのは、「営業力」ではなく、「市場設計」と「コンセプト設計」の力なのです。
リクルートが徹底している「不の特定」と「市場検証」
リクルートの開発現場では、商品開発の最初にやることは“ふ”の洗い出しです。
- 飲食店の不=集客できない、予約が入らない
- 不動産の不=問い合わせが来ない、空室が埋まらない
- 旅行業の不=予約が伸びない、価格競争で疲弊
これらの“ふ”を徹底的に調査し、そこに対してソリューション(商品)を投下。
そして、反応が出るまで改善・改善・改善。
この地味で泥臭いプロセスこそ、リクルートの真骨頂です。
独自の“コンセプト開発マトリックス”とは何か?
リクルートの開発フローには、次のような思考プロセスがあります。
【リクルート式コンセプト開発マトリックス】
| 対象 | Before(現在の「ふ」) | After(理想の未来) | 解決方法(自社商品) |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 空席ばかり、集客できない | 予約で埋まり、リピーターも増える | ホットペッパー掲載+ポイント連携 |
| 求職者 | 自分に合った仕事が見つからない | 自分の強みが活かせる企業に出会える | Indeed+AIマッチング |
| 学生 | 就活が不安、情報が多すぎる | 自分に合った企業と確実に内定が取れる | リクナビ+ES対策動画 |
このように、不→理想→解決策の順で、ロジックを構築していきます。
高くても売れる=「そこにしかない」状態をつくる
リクルートの商品は、決して安くありません。むしろ業界最高価格帯の商品も多くあります。
それでも選ばれる理由は、「そこにしかないから」です。
- 類似商品がない
- 他の手段では満たせない
- 業界で“基準”になっている
この状態をつくることで、営業しなくても売れる「ブランド資産」が構築されていくのです。
商品が“勝手に売れる”までにやっている仕込み
リクルートが実際にやっている仕込み例:
- 市場ごとの「不」を徹底的に分析
- ターゲットごとのカスタマージャーニーを設計
- 検索されるキーワード設計(ASUSモデル)
- 小さくテスト→数字が出たら改善→再テスト
- 勝ちパターンを全国展開(仕組み化)
この流れが再現性のある売れる仕組みなのです。
【実践アクション】あなたの商品を「リクルート式」で見直すには?
あなたの商品も、以下のステップで見直してみましょう。
リクルート式商品設計ステップ
- あなたの商品が解決している「ふ」は何か?
- Before→Afterのストーリーが描けているか?
- 「検索される」状態を作れているか?
- 改善・検証のループを回しているか?
- それは他にない「唯一性」を持っているか?
これらのすべてに“はい”と答えられたとき、あなたの商品は「営業不要の商品」へと進化しているはずです。
おわりに:「売れる仕組み」は才能ではなく技術である
売れる商品には、売れる理由があります。
それは、奇をてらった広告でも、芸能人の起用でもありません。
「徹底して顧客の“ふ”に寄り添い、それを解決するコンセプト」を設計しているかどうか。
ここに尽きます。
本記事では、以下の5つの観点から「売れるコンセプト」の本質と実践法を解説してきました:
- コンセプトとは何か?その強さの正体
- 商品開発における“ふ(不満・不便・不安)”の視点
- 視覚・新しさ・成果・納得からなるベネフィット設計
- 「見せ方」と「見え方」のズレを埋める伝え方の技術
- リクルートに学ぶ“営業不要な仕組み”の作り方
これらはすべて、「再現性のある技術」です。
誰かだけが特別なのではなく、正しい順番と手順で考えれば、誰でも“売れる商品”をつくることができます。
ぜひ、今回の記事を読みながら、自社の商品やサービスに当てはめてみてください。
- 自分の商品は、誰の“ふ”を解消しているのか?
- その解消は、どれほど具体的に未来を見せられているか?
- 顧客はその価値に納得できているか?
- SNSやWEBでの見せ方は「伝わる形」になっているか?
この問いに自信をもって答えられるようになれば、もう売上は自然とついてくるはずです。
商品設計とは、「伝えること」ではなく「伝わること」。
それを、この記事を通じて手に入れていただけたなら幸いです。

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