銀行融資が通らない理由はここにある!決算書の“銀行目線”を徹底解説

目次

はじめに


銀行融資が通らないのは、決算書の「見せ方」に問題があるかもしれません

中小企業経営者の多くが経験する悩み——
「銀行に融資を申し込んだけれど、断られてしまった」
「決算書を出しても、反応がいまいち…」
「ウチは黒字なのに、なんで評価が低いの?」

その原因、実は「決算書の内容」ではなく、「銀行にどう見えているか」にあります。

銀行は税務署と違い、「税金を正しく納めているか」ではなく、
「この会社にお金を貸して、ちゃんと返してもらえるか?」を判断基準にしています。

つまり、決算書は“融資のための営業資料”であり、銀行との信頼関係をつくるツールなのです。


このブログ記事が解決する疑問

  • 銀行員はどこを見ているのか?本当に決算書を読んでいるのか?
  • どの書類が融資判断に影響しているのか?
  • 貸したくなる会社/貸したくない会社の違いとは?
  • 黒字なのに融資が通らないのはなぜか?
  • 融資に強くなるために、今日からできることは何か?

対象となる読者

  • 銀行融資に悩む中小企業経営者
  • 顧問税理士と融資対策をしたいと考えている方
  • 自社の決算書を“銀行目線”で見直したいと考えている経営者
  • 成長のための資金調達を成功させたいスタートアップ代表

本記事のゴール

この記事を読めば、「銀行員がどう決算書を読むか?」という視点がわかり、融資に強くなるための具体的アクションプランが手に入ります。

実際に、決算書の「作り方」や「説明の仕方」を変えるだけで、銀行の評価が大きく変わることも珍しくありません。
銀行の“本音”を知り、「貸したくなる会社」になるためのヒントを、じっくりお届けします。

1. 銀行融資のために決算書はどう見られているのか?(銀行の本音)


【】銀行員は本当に決算書を読めるのか?という素朴な疑問

企業経営者の多くが疑問に思うのが、「銀行員って本当に決算書を読めてるの?」ということ。
一見、スーツを着た銀行マンが数値をチェックしている姿は、さもプロフェッショナルに見えるかもしれません。
しかし現実は、必ずしもそうとは限りません。

】税理士レベルの財務知識を持っているとは限らない

銀行員も所詮は「営業担当」。すべての数字を深く読み込む力があるわけではありません。
特に若手担当者などは、融資ノルマに追われる日々の中で、決算書を「形式的に」チェックしているケースも少なくないのです。

ここで重要なのは、「銀行員が読めるかどうか」ではなく、「銀行がどう評価するか」を理解することです。


【】決算書には3つの顔がある

決算書は、単なる「税金の計算書類」ではありません。見る人によって目的が変わります。

観点内容目的
TAX税務署が税金を正しく徴収するために使う節税・税務対策
LOAN銀行が融資判断を下すために使う銀行対策・資金調達
STRATEGY経営者が経営のヒントを得るために使う事業戦略・改善

多くの中小企業が、「税務」目線だけで決算書をつくってしまっているのが問題です。
銀行からの信用や、事業の成長に繋がる決算書を作るためには、「見せ方」と「構成」を意識する必要があります。


】銀行融資における「決算書」の本当の役割

銀行にとっての決算書は、「貸したお金が返ってくるか?」を判断するための材料です。
つまり、信頼できる数字か?資金の流れが健全か?事業は続けられそうか?、この3点が見られています。

】銀行が決算書でチェックしている3つの軸

  1. 信用力(定量評価)
    売上や利益などの数値そのもの。
  2. 資金の動き(資金使途)
    借入金が何に使われているのか?流れが整っているか。
  3. 継続性(事業の安定性)
    今後も経営を継続できるかどうかの見込み。

銀行にとって最も大事なのは、「返済原資があるかどうか」です。
売上が高くても、資金繰りが悪化している会社には貸したくない。逆に、規模が小さくても資金管理がしっかりしている会社は信頼されます。


【】「融資に強い決算書」とは何か?

融資に強い決算書とは、数字が良いことよりも、「説明がつくこと」が重要です。

  • なぜ売上が増えたのか?
  • なぜこの設備投資をしたのか?
  • 利益が下がったのは一時的なのか、構造的な問題なのか?

こうした質問に、数字とストーリーで答えられることが求められます。
銀行員は、その答えを“決算書の行間”から読み取ろうとします。


【】銀行員の本音:こんな決算書は「貸したくない」

状態銀行員の印象
粉飾の疑い(売上の急増など)嘘をついているのでは?
不明瞭な費用の増加資金使途が不透明で怖い
貸付金や仮払金が多いお金の流れが怪しい
売掛金が回収されていないキャッシュフローが悪化している
減価償却していない資産が多い財務の透明性に欠ける

これらはすべて、「経営者の説明力」「税理士との連携力」で改善できます。
つまり、数字の内容だけでなく、「どう見せるか」が極めて重要なのです。


【まとめ】経営者に求められる“決算書リテラシー”

結局、銀行融資に強くなるためには、以下のスキルが求められます。

  • 自社の決算書を「第三者目線」で見られる力
  • 数字の背景を語れる力
  • 銀行目線の評価基準を知ること

決算書は「節税のため」だけに使うものではなく、「信用のため」「成長のため」に使うべきです。
この意識転換が、資金調達の成功を分けるカギになります。

2. 銀行がチェックする決算書の構成と注目ポイント


金融機関が決算書で見ている項目とは?

銀行が融資の可否を判断するために見るのは、税務署と違い「返済能力」と「事業の継続性」です。
そのため、決算書の中でも特定の書類や科目に強く注目しています。

まずは、金融機関が重視する決算書類の全体像を把握しておきましょう。


【】銀行が重視する決算書類一覧

書類名金融機関の見方と目的
別表一~十八(法人税申告書)法人税の納税状況、利益調整の有無、過去の繰越欠損等
貸借対照表(BS)財務状態・資金調達と運用のバランス、債務超過かどうか
損益計算書(PL)収益性、利益の信憑性、営業利益や経常利益の推移
販管費・一般管理費内訳書固定費構造の把握、無駄遣いの有無
株主資本等変動計算書資本金の変動、純資産の増減、自己資本の推移
個別注記表/付属明細書科目の内訳、債務・資産の詳細内容、疑義の確認
法人事業概況説明書業種、従業員数、経理体制、販売形態の把握

【】キャッシュフロー計算書は見ないのか?

中小企業では提出されないことも多いキャッシュフロー計算書。
しかし金融機関は、損益計算書やBSの数字を使って、独自に資金繰りを推測します。

つまり、「PLやBSの読み方」を理解していないと、本当の資金状況が誤解される可能性もあります。


【】別表は「法人税のための書類」だけじゃない

税務署に提出する別表も、金融機関はしっかり見ています。とくに注目されるのは次の3つ。

【】別表一:法人税申告書

  • 実質的な利益の有無、納税の有無
  • 過去の繰越欠損や特別損失の記載内容
  • 利益調整(節税)の有無

赤字が続いている会社には融資しにくいという判断もここでされます。

【】別表二:同族会社等の判定

  • オーナー企業かどうか
  • 特定人物に利益が集中していないか
  • 税務上の不正リスクはないか

→ 銀行は、経営のガバナンスにも注目します。

【】別表十六:減価償却資産の状況

  • 減価償却が適正に行われているか
  • 不良資産の放置がないか
  • 固定資産の管理が杜撰ではないか

→ 減価償却をしていない企業は、「決算書をごまかしている」と疑われることも。


【】法人事業概況説明書を銀行が見る理由

経営者の中には、「これは税務署用だから銀行は見ない」と誤解している人も多いですが、実は銀行はこの資料を非常に重視します。

項目チェックされるポイント
事業内容業種の安定性、ビジネスモデルの明確さ
支店・従業員数事業規模の把握、人件費の重さ
販売形態BtoBかBtoCか、キャッシュフローへの影響
海外取引為替リスクや商流の複雑性
税理士の関与状況決算の信頼性、財務管理体制
経理の状況自計化か外注か、内部統制レベル
帳簿類の備付会計管理の信頼度
月別売上推移季節変動、売上の安定性
役員報酬利益調整の有無、経営者の私的流用の可能性

この書類から銀行は、経営の真面目さ・管理能力・安定性を見抜こうとしています。


【まとめ】「見られていない」ではなく「見落とさせてはならない」

銀行はプロではあるものの、時間をかけて深く見てくれるわけではありません。
だからこそ、決算書類のどこに、どういう情報を入れ、どう目立たせるかが非常に重要です。

  • どの書類に何を書くか
  • 銀行が気にするポイントを押さえるか
  • 疑問を持たせない構成になっているか

この3つを意識するだけで、同じ業績でも融資の判断が180度変わることもあるのです。


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2. 銀行がチェックする決算書の構成と注目ポイント


【】金融機関が決算書で見ている項目とは?

銀行が融資の可否を判断するために見るのは、税務署と違い「返済能力」と「事業の継続性」です。
そのため、決算書の中でも特定の書類や科目に強く注目しています。

まずは、金融機関が重視する決算書類の全体像を把握しておきましょう。


【】銀行が重視する決算書類一覧

書類名金融機関の見方と目的
別表一~十八(法人税申告書)法人税の納税状況、利益調整の有無、過去の繰越欠損等
貸借対照表(BS)財務状態・資金調達と運用のバランス、債務超過かどうか
損益計算書(PL)収益性、利益の信憑性、営業利益や経常利益の推移
販管費・一般管理費内訳書固定費構造の把握、無駄遣いの有無
株主資本等変動計算書資本金の変動、純資産の増減、自己資本の推移
個別注記表/付属明細書科目の内訳、債務・資産の詳細内容、疑義の確認
法人事業概況説明書業種、従業員数、経理体制、販売形態の把握

【】キャッシュフロー計算書は見ないのか?

中小企業では提出されないことも多いキャッシュフロー計算書。
しかし金融機関は、損益計算書やBSの数字を使って、独自に資金繰りを推測します。

つまり、「PLやBSの読み方」を理解していないと、本当の資金状況が誤解される可能性もあります。


【】別表は「法人税のための書類」だけじゃない

税務署に提出する別表も、金融機関はしっかり見ています。とくに注目されるのは次の3つ。

【】別表一:法人税申告書

  • 実質的な利益の有無、納税の有無
  • 過去の繰越欠損や特別損失の記載内容
  • 利益調整(節税)の有無

赤字が続いている会社には融資しにくいという判断もここでされます。

【】別表二:同族会社等の判定

  • オーナー企業かどうか
  • 特定人物に利益が集中していないか
  • 税務上の不正リスクはないか

→ 銀行は、経営のガバナンスにも注目します。

【】別表十六:減価償却資産の状況

  • 減価償却が適正に行われているか
  • 不良資産の放置がないか
  • 固定資産の管理が杜撰ではないか

→ 減価償却をしていない企業は、「決算書をごまかしている」と疑われることも。


【】法人事業概況説明書を銀行が見る理由

経営者の中には、「これは税務署用だから銀行は見ない」と誤解している人も多いですが、実は銀行はこの資料を非常に重視します。

項目チェックされるポイント
事業内容業種の安定性、ビジネスモデルの明確さ
支店・従業員数事業規模の把握、人件費の重さ
販売形態BtoBかBtoCか、キャッシュフローへの影響
海外取引為替リスクや商流の複雑性
税理士の関与状況決算の信頼性、財務管理体制
経理の状況自計化か外注か、内部統制レベル
帳簿類の備付会計管理の信頼度
月別売上推移季節変動、売上の安定性
役員報酬利益調整の有無、経営者の私的流用の可能性

この書類から銀行は、経営の真面目さ・管理能力・安定性を見抜こうとしています。


【まとめ】「見られていない」ではなく「見落とさせてはならない」

銀行はプロではあるものの、時間をかけて深く見てくれるわけではありません。
だからこそ、決算書類のどこに、どういう情報を入れ、どう目立たせるかが非常に重要です。

  • どの書類に何を書くか
  • 銀行が気にするポイントを押さえるか
  • 疑問を持たせない構成になっているか

この3つを意識するだけで、同じ業績でも融資の判断が180度変わることもあるのです。


3. 銀行員が真っ先に見るBSとPLの見方【簡単10分診断】


【】銀行員の目にまず映るのは「BS」か「PL」か?

経営者が気にするのは「今期は黒字かどうか」ですが、銀行員の関心は少し違います。

結論から言えば、銀行員はまず「貸借対照表(BS)」を見ます。

その理由は単純。PLでいくら利益が出ていようと、
資産構成が悪ければ、お金が返ってこないからです。


BSとPLを10分でチェックするための6ステップ診断

ここでは、銀行員が短時間で会社の財務状態を判断する際に使う「6つのポイント」を紹介します。
これは銀行側の視点を取り入れた、実践的なチェックリストです。

ステップチェック項目見るべき書類銀行員の意図
1債務超過か?BS返済能力があるか?
2実質的債務超過では?BS不良資産を除いても耐えられるか?
3現預金はいくらあるか?BS短期的に返済・支払いが可能か?
4売上高の増減と利益構造PL収益性が継続しているか?
5自己資本比率BS財務の安定性はあるか?
6債務償還年数PL/BS借入を何年で返せるか?

【】「BS」から見える会社のリアル

【】債務超過とは?

債務超過とは、会社の資産よりも負債が多い状態です。
銀行はこの状態を最も嫌います。なぜなら、万が一倒産した際に、貸したお金を回収できないからです。

さらに、「実質的債務超過」にも注意が必要です。これは、帳簿上は資産がプラスでも、実態が伴っていない状態。
例えば以下のような場合です。

  • 長年動いていない在庫が大量にある
  • 回収できない売掛金が残っている
  • 実態のない貸付金や仮払金がある

→ こうした資産は、銀行では「不良資産」とみなされます。


【】「PL」で見られるのは利益の信頼性

銀行がPLで見るのは「黒字か赤字か」だけではありません。

【】どの利益を見るのか?

利益には複数の種類があります。

種類意味銀行の関心度
売上総利益売上-仕入など直接費中(粗利率の健全性)
営業利益本業の稼ぎ
経常利益営業+財務+雑収支
税引前利益法人税などを引く前
当期純利益最終利益高(黒字かどうか)

特に注目されるのは「営業利益」と「経常利益」です。
この2つが赤字だと、たとえ最終的に黒字でも「利益調整の可能性」があると疑われます。


【】融資判断に使われる「債務償還年数」とは?

債務償還年数とは、借入金を利益で何年で返せるかを示す指標です。

計算式:

債務償還年数 = 有利子負債 ÷ キャッシュフロー(税引後利益+減価償却費)

銀行の感覚では、おおむね7年以内で返済可能であれば、「融資可能ライン」となります。
逆に、10年以上かかると判断されると、追加融資は難しいという見方をされがちです。


【】PLとBSは「一体」で見るべし

銀行が融資判断を下すとき、BSとPLは必ずセットで見られます。

PLBS見られるポイント
売上の増減売掛金の増減回収できているか?
営業利益現預金の増減本業の儲けが資金に繋がっているか?
経常利益借入金の増減借入と金利負担が利益を食っていないか?
減価償却固定資産の内容適正に資産処理しているか?

BSだけ見て「健全」と思われても、PLで赤字が続いていれば「資金は減っていく」と判断されます。
また逆に、PLが黒字でもBSがボロボロなら「返済能力なし」と見なされます。


【まとめ】「10分診断」で分かる、融資可否の目安

あなたの会社の決算書を、銀行の視点で10分だけ見てみてください。
次のような疑問が浮かべば、融資の可否ラインに引っかかっている可能性があります。

  • 「この利益って本物?」
  • 「この資産って回収できるの?」
  • 「返済できる余力あるの?」

経営者として、「数字の意味」を理解することが、資金調達の第一歩です。

4. 銀行員が「貸したくなる会社/貸したくない会社」の分岐点とは?


【】「貸したい会社」と「貸したくない会社」の違いは、意外なところにある

金融機関は決して「儲かっている会社=貸したい会社」とは見ていません。
実はそれよりも、「信頼できる会社か」「継続して返済できる会社か」が重要なのです。

銀行員が「この会社には融資したい」と思う瞬間は、数字の裏にロジックと誠実さを感じた時です。


銀行が「貸したくなる会社」の特徴7選

特徴理由
自社の数値を説明できる決算書の内容を理解し、質問に答えられる社長は信頼される
利益が安定している毎年上下が大きいとリスクあり
現預金が手元にあるキャッシュフローの余裕は安心材料
借入金の使い道が明確資金の使途が曖昧だとNG
利益調整が少ない適切に減価償却し、正確な利益を出している
計画と実績にズレが少ない経営管理が行き届いている
税理士と連携している経理・財務体制が整っていると判断される

逆に「貸したくない会社」はこんな特徴がある

特徴銀行の懸念
利益が急激に増減している粉飾の可能性を疑われる
減価償却をしていない利益調整の意図が透けて見える
貸付金や仮払金が多いお金の流れが不透明でリスク高
売掛金が回収されていないキャッシュフローが悪化している可能性
現金がやたら多い資産を隠している可能性もある
役員報酬が高すぎる利益圧縮や私的流用と見なされることも
法人事業概況説明書が雑経営への姿勢に疑問が持たれる

銀行員はこれらを総合的に見て、「この会社にお金を貸しても大丈夫か?」を判断します。
1つでも重大な懸念があると、それが“融資見送り”の決定打になってしまうのです。


【】銀行員が重視する「資金使途」とは?

銀行にとって最大の関心事は、「このお金は返ってくるか?」です。
そのために重視するのが「資金使途=借入金を何に使うのか?」という視点です。

【】好まれる資金使途

  • 設備投資(売上アップに直結する)
  • 運転資金(仕入れ・販管費)
  • 借換え(短コロ→長期へ)

【】嫌われる資金使途

  • 赤字補填(将来性が見えない)
  • 代表者貸付の返済
  • 私的な流用(家族への貸付など)

→ 資金使途が「成長に繋がる投資」かどうかで、融資の可否が大きく変わります。


【】決算書の中で「経営者の人格」が透けて見える

銀行員は、決算書の数字だけでなく、その“裏にある経営者の考え方”を読み取ろうとします。

たとえば、以下のようなケースでは、マイナス評価に繋がりがちです。

  • 売上が前年より激増している → 根拠のない拡大ではないか?
  • 在庫が急増している → 過剰仕入れで不良在庫化していないか?
  • 減価償却がゼロ → 利益を見せかけていないか?
  • 役員報酬が高額で固定費が圧迫 → 経営者の私利私欲?

→ つまり、「決算書は経営者の通信簿」とも言えるのです。


【】結論:「信用される決算書」は戦略的に作られる

融資を受けたいなら、銀行に「この会社なら貸しても返ってくる」と思わせることが最重要です。
それは、業績の良し悪しではなく、説明責任を果たし、信頼を得ることにかかっています。

比較項目単なる数字重視信用重視
売上大きければ良い継続性・成長性が重要
利益多ければ良い実態があり持続可能な利益
決算書節税目的で作成銀行目線で整える
借入金の使途曖昧明確でロジカル
経営者の説明力弱い自社の財務を語れる

5. 融資に強くなる財務体質改善アクションプラン


【】今すぐできる、銀行融資に強くなる財務改善の第一歩

これまで見てきたように、銀行は単なる「数字」ではなく、その裏にある「お金の流れ」や「経営者の考え方」まで見ています。

そのため、財務体質を「融資に強い構造」に変えるには、戦略的な決算書づくりと、継続的な財務管理が不可欠です。


【】融資に強くなるための【5ステップ】財務改善ロードマップ

ステップ改善アクション目的
1財務の現状把握(自己診断)自社の財務リスクを可視化する
2資産の見直し(不良資産の洗い出し)実態に沿ったBS構成へ改善
3利益構造の改善(PLの質を高める)見せかけではなく実力を出す
4銀行向けの決算書戦略の立案融資評価を最大化させる見せ方
5継続的な財務管理体制の構築毎月の数字で信頼を積み重ねる

【】ステップ①:まずは自己診断から始めよう

経営者自身が「うちの財務はどう見られているか?」を理解することが、改善のスタートラインです。

以下の質問に即答できるか、チェックしてみてください。

  • 自社の自己資本比率は?
  • 借入金の総額はいくら?
  • 債務償還年数は何年?
  • 粗利率・営業利益率は何%?
  • 売掛金の平均回収期間は?

→ これに答えられない場合、「経営を数字で語れない社長」として、銀行からは要注意と見られます。


【】ステップ②:BSを“見せる”資産構造に再設計する

BS(貸借対照表)の改善は、銀行との信頼構築の第一歩。

【】改善ポイント:

  • 不明瞭な「仮払金・貸付金」を削除する
  • 回収困難な売掛金は早期に償却する
  • 長年使っていない資産を減価償却 or 売却
  • 流動資産と流動負債のバランスを整える
  • 現預金残高を意識して資金繰り表を作成

→ 不良資産が多いほど、「実質債務超過」と見なされます。
数字を“クリーニング”することが信頼に繋がります。


【】ステップ③:PLの中身を磨く(利益の質向上)

数字の「見せかけ」ではなく、「中身」で勝負できるPLに改善しましょう。

【】改善アクション:

  • 減価償却をきちんと計上
  • 役員報酬の見直し(高すぎると利益調整と見なされる)
  • 外注費・接待交際費・雑費などを整理
  • 原価・仕入の管理体制を強化
  • 売上の根拠を明確にする(計画書、根拠資料の整備)

→ 銀行員は、利益の「信憑性」を見ています。


【】ステップ④:「銀行が読みやすい決算書」を作る

「節税」ばかりを重視した決算書では、融資は通りません。
「銀行目線で整えた決算書」が、資金調達の成功に直結します。

【】チェックポイント:

項目内容
利益の説明力なぜこの利益になったのか説明できるか?
資金使途の明確さ借入金は何に使い、どう回収するのか?
事業計画との整合性実績と計画が一致しているか?
書類の正確さ残高のずれや記載ミスがないか?
税理士との連携金融機関対応の実績がある税理士か?

【】ステップ⑤:月次試算表で“信頼”を積み重ねる

銀行にとって、もっとも信頼できる会社は「月次で試算表を出してくる会社」です。

  • 月次試算表で「数字の継続性」を見せる
  • 四半期ごとに金融機関と情報共有
  • キャッシュフロー計画書の提示

→ 「この会社は数字を見て経営している」と思わせることが、信用格付けに直結します。


【まとめ】融資に強い会社は「見せ方」まで経営している

数字の“良さ”ではなく、数字の“伝え方”が融資を左右します。
今日から始められる改善アクションはたくさんあります。

  • 不明瞭な科目を削除
  • 利益の根拠を明確に
  • 銀行との対話を習慣化
  • 月次試算表を武器にする

こうした積み重ねが、「貸したくなる会社」をつくります。

おわりに


決算書は「過去を記録するもの」ではなく、「未来を切り拓く武器」である

多くの経営者は、決算書を「税金の計算書類」として受け止めています。
しかし、この記事をここまで読んでくださったあなたはもうお気づきのはずです。

決算書とは、“資金調達のためのコミュニケーションツール”であり、事業成長のための戦略資料です。


銀行と“敵”ではなく“パートナー”になるために

銀行は「貸したい会社」にお金を出すことが仕事です。
そのためには、こちらが「貸したくなる材料(決算書・説明力)」を整える必要があります。

  • 黒字かどうかではなく、なぜそうなったかを語れるか?
  • 借入金の使い道を、根拠あるストーリーで説明できるか?
  • 将来の資金計画や事業ビジョンを語れるか?

銀行が融資を通じて信頼関係を築く相手とは、こうした説明責任を果たせる経営者です。


あなたの決算書は、未来を引き寄せる内容になっているか?

最後に、自社の決算書を次の視点で見直してみてください。

  • 見られたくない科目が残っていないか?
  • 実態と乖離している利益が計上されていないか?
  • 借入金の使い道があやふやになっていないか?
  • 銀行に「信頼できる」と感じさせる材料はあるか?

これらを一つ一つ改善していけば、あなたの会社は必ず「融資に強い会社」へと変わっていきます。


最後に

この記事を通じて、「銀行目線で決算書を読む」という視点が経営にとってどれほど重要かをお伝えしてきました。

決算書の“作り方”を変えるだけで、資金調達の可能性が一気に開ける――。
それは、売上や利益と同じくらい、経営者にとって重要な“成長戦略”です。

ぜひ、あなたの決算書に「戦略」と「信頼」を吹き込み、未来への資金を掴み取ってください。

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