利益が出ているのにお金がない?バランスシートで読み解く経営の真実

目次

はじめに:その「黒字倒産」は、避けられたかもしれない。


あなたは、こんな経験がありませんか?

「帳簿では黒字。でも、現金がない」
「利益が出てるはずなのに、なぜか資金繰りが苦しい」
「決算書はあるけど、正直よくわからない」

こうした悩みを抱える経営者は、決して少なくありません。
むしろ、日本全国の中小企業の**経営者の7割以上が、「数字に苦手意識がある」**と言われています。

でも、安心してください。

数字は“センス”ではなく“スキル”です。
そして、正しい順番で学べば、どんな社長でも“数字に強くなる”ことができます。


このブログで得られること

この記事では、経営において最も重要な“数字感覚”を、以下のステップで体系的に解説します。

  • なぜ利益が出ているのにお金がないのか?
  • バランスシート(B/S)の超入門講座
  • 経営の健康診断「経営体質診断シート」の読み方
  • 未来の資金繰りを設計する「目標B/S」活用法
  • 社長が数字で意思決定するための思考法

どれも、これからの時代を生き抜く中小企業経営者にとって、欠かせない知識です。


対象読者はこんな方です

  • 決算書や財務諸表が苦手な経営者
  • 「利益は出てるのにキャッシュが残らない」経験がある方
  • 銀行との付き合い方に不安がある社長
  • 数字に基づいた経営判断を身につけたい方
  • 将来の資金繰りや投資判断に自信を持ちたい方

ひとつでも当てはまるなら、ぜひ最後までお読みください。


このブログの信念:数字が変われば、経営が変わる。

経営の成否は、「勘」ではなく「数字」が決める時代です。

でも、それは冷たいことではありません。
数字は、あなたの感覚や経験を“裏付ける武器”になります。
社員を説得し、銀行を納得させ、会社の未来を明るくするための最強の味方なのです。

さあ、一緒に「数字に強い経営者」への第一歩を踏み出しましょう。

なぜ「お金が足りない」と感じるのか?


「利益が出ているのに、お金がない」──それ、あなたのせいではありません。

多くの中小企業経営者がこうつぶやきます。

「今期は黒字なのに、なぜか資金繰りが苦しい」
「確定申告では利益が出てた。でも、現金は減ってる…」
「銀行に利益出てるって見せたのに、融資が通らなかった」

実はこれは、決して「経営センスがないから」でも「運が悪かったから」でもありません。
それは、利益と現金の違いをきちんと理解していなかっただけなのです。


黒字倒産はなぜ起こるのか?

黒字倒産──これは、帳簿上は利益が出ているのに、実際には資金が足りずに倒産してしまう状態を指します。

これは決して珍しい話ではありません。むしろ、中小企業の倒産理由の7割以上は「資金ショート」、つまり「お金が回らない」ことが原因なのです(中小企業庁調べ)。

では、なぜそんなことが起こるのでしょうか?

それは「利益が出ている=お金が増えている」という勘違いが、経営判断のミスを引き起こしているからです。


「利益」と「現金」はまったくの別物

では、少しイメージしてみてください。

あなたの会社が、今月500万円の売上を上げ、300万円の仕入れをして、200万円の利益が出たとしましょう。

でも、その売上は掛け売り(ツケ)で、入金は来月。

一方、仕入れは現金払い。

このとき、今月の帳簿上は「利益200万円」ですが、実際に手元にある現金はマイナスですよね?

このように、会計上の利益と、現金の動き(キャッシュフロー)はまったく別の生き物です。

帳簿に書かれた「利益」は、現金が入ってきて初めて価値を持ちます。


社長の多くが見落とす“資金繰りの落とし穴”

経営者がつまずく代表的な資金繰りミスを以下にまとめます。

見落としがちな落とし穴結果どうなるか?
売上はあるが入金サイトが長い現金が枯渇する
設備投資を現金一括で払ってしまう直後に運転資金が足りなくなる
粗利益は高いが在庫が過剰現金化できずキャッシュが詰まる
売掛金の回収が甘い利益は出ても、現金が回らない
納税・賞与・借入返済の「未来の支出」を見ていない一気に資金ショートする

これらの共通点はすべて、「帳簿の数字(PL)」だけを見て経営判断しているということです。


あなたの経営は「PL偏重」になっていないか?

多くの中小企業では、PL(損益計算書)ばかり見て、

  • 今月の売上は?
  • 粗利益率は?
  • 経費は抑えられたか?

といった数字だけで意思決定をしています。

しかし、PLでは見えないものがあります。

それが、現金の流れ(キャッシュフロー)、そして**会社の健康状態(バランスシート)**です。

これを見ずに経営するというのは、言うなれば「血圧と脈拍だけで人の健康を判断する」ようなもの。
見えない病が進行していても、気づけません。


「お金の見える化」=B/Sを読む力

ではどうすればいいか?

答えはシンプルです。

「B/S(バランスシート)」を見る習慣を持つこと。

バランスシートは、企業の「体質」を表す鏡です。

  • どれくらいの資産を持っているか?(資産)
  • どれくらい他人のお金に頼っているか?(負債)
  • 自分のお金はどれだけあるか?(自己資本)

これらの情報を、たった1枚の表で把握できるのがB/Sなのです。

このシートを定点観測することで、**「いま会社の血液(資金)はどれだけあるか?」**がわかり、未来の資金ショートを防ぐことができます。


まとめ:お金が足りないのは、「見ていなかった」だけ

お金が足りない原因は、ビジネスが失敗したからでも、営業が悪いからでもありません。

「B/Sを見ていなかった」ことが原因なのです。

逆にいえば、今このブログを読んで「B/Sに注目しよう」と思えたなら、もうその瞬間から、あなたの経営は変わり始めています。

次のタスクでは、**「バランスシートって具体的にどう読むの?」**という疑問に答えるため、B/Sの5つのステップを実例で解説していきます。

バランスシート(B/S)の基礎を5ステップで理解する


バランスシートって、結局なんなの?

「バランスシートって、見てもよく分からない」
「税理士からもらってるけど、見るのは売上だけ」

……そんな声を、私は何百回と聞いてきました。

でも、安心してください。
バランスシートは、経営者にとって“資金の地図”です。
しかも、たった5つのステップ
を追うだけで、初学者でも「B/Sの意味」が腑に落ちるようになります。

ここでは実際の変化例(B/S①〜⑤)をもとに、「どう会社の状態が変わるのか」を追いかけながら、バランスシートを一緒に“体感”していきましょう。


Step 1:会社を始めたばかりのバランスシート(B/S①)

あなたが、事業のために土地を1,000万円で買いました。
資金は、銀行から5,000千円(=500万円)を借り、残りは自分のお金(資本金)です。

資産負債・資本
土地:10,000借入金:5,000
資本金:5,000
合計:10,000合計:10,000

→ このように、**資産と負債+資本の合計は必ず一致します。**これが「バランスシート=Balance Sheet」の由来です。

ポイント

  • 土地は売上を生みません。まだ“お金を生む装置”はゼロ。
  • 借金で始まっているので、資金繰りがタイトになるのは当然。

Step 2:土地を売ってお金に変えた状態(B/S②)

土地を売却し、預金5,000千円を得ました。

資産負債・資本
預金:5,000借入金:5,000
資本金:5,000
合計:10,000合計:10,000

資産の中身が「土地」から「預金」に変わっただけで、全体の金額は変わりません。

ポイント

  • 土地は現金化された=資産が流動的に
  • この状態でやっと「運転資金」が生まれた

Step 3:仕入れをして商品に変換(B/S③)

預金で商品を仕入れた(例:5,000千円分)

資産負債・資本
商品:5,000
預金:5,000
借入金:5,000
資本金:5,000
合計:10,000合計:10,000

→ 仕入れにより、資産の一部が「商品」に変わりました。

ポイント

  • 現金が減り、商品という“在庫”を抱えた状態
  • 商品は売らなければお金にならない=資金繰り注意!

Step 4:商品を販売し、利益を得た(B/S④)

商品(5,000千円)を11,000千円で売却し、利益6,000千円を得たとします(経費を引くと最終利益は500千円)。

資産負債・資本
現金:10,500借入金:5,000
資本金:5,000
利益:500
合計:10,500合計:10,500

→ ここで初めて、「売上」→「利益」→「現金化」の流れが生まれました。

ポイント

  • 利益は「資本」の一部として加算される
  • 現金残高が急増=資金繰りが改善
  • ここでPL(損益計算書)が登場する(売上・仕入・経費)

Step 5:利益が自己資本として積み上がる(B/S⑤)

利益500千円が「資本」として内部留保されました。

資産負債・資本
現金:6,000
売掛金:5,000
借入金:5,000
資本金:5,000
利益:1,000
合計:11,000合計:11,000

ポイント

  • 売掛金=掛売上(後から現金化される見込み)
  • 利益が蓄積され、自己資本が強化される
  • 銀行や投資家が注目する「自己資本比率」がここに反映

【図解】5つのステップの変化まとめ

ステップ状態資産構成資本変化現金の動き
①開始土地購入固定資産中心資本金+借入なし
②換金土地→預金流動資産化変化なし手元資金増加
③仕入商品購入在庫化変化なし減少
④売上商品販売現金増利益発生増加
⑤利益確定利益反映売掛・現金自己資本増加安定的な資金状態へ

まとめ:バランスシートは「会社の健康診断書」

バランスシートの流れを見ると、「なぜ資金が足りないのか?」「なぜ利益が出ているのに苦しいのか?」が一目瞭然になります。

  • 資産が流動的か?(お金に変わりやすいか)
  • 利益が出ているか?(そして現金化されているか)
  • 自己資本は積み上がっているか?(会社の体力)

これらを毎月見ていくだけで、あなたの会社の経営は格段に安定し、数字に強い社長へと変わっていけます。

次回は、**「この数字をどう判断する?」**という、経営判断の指標──「経営体質診断シート」の活用法に進みます。

:「経営体質診断シート」で読み解く、経営に効く指標とは?


バランスシートは、読めるだけでは意味がない。

B/Sを読めるようになった。
でも、読めるだけでは経営判断はできません。

なぜなら、

「良いのか、悪いのか、判断できないから」

です。

その判断軸を与えてくれるのが、今回紹介する「経営体質診断シート」です。
これは、企業の経営状態を定量的に分析するための指標セットで、特に中小企業経営において非常に有効な“財務のモノサシ”です。


「経営体質診断シート」とは?経営の健康診断シート

書籍に登場する「経営体質診断シート」とは、企業の財務分析を行う際の指標とその計算式、そして判断目安を一覧化したものです。

ざっくり言えば、

会社の「もうかる力」「お金まわりの強さ」「資金ショートの危険度」を数値で見える化する道具です。


経営体質診断シート:全体構造を理解しよう

ここで表の構造を簡潔に整理しておきます。

分類指標名計算式意味判断ポイント
収益性総資本純利益率(ROA)純利益 ÷ 総資本資産をどれだけ効率的に使えているか10%以上が理想
売上高純利益率純利益 ÷ 売上高売上のうち利益として残る割合5%以上を目指す
効率性総資本回転率売上高 ÷ 総資本資産がどれだけ回っているか1.5回以上が望ましい
売掛金回転率売上高 ÷ 売掛金売掛回収のスピード高いほど◎
棚卸資産回転率売上高 ÷ 棚卸資産在庫の回転スピード高いほど◎
安全性流動比率流動資産 ÷ 流動負債近い将来の支払いに耐えられるか150%以上が理想
固定比率固定資産 ÷ 自己資本設備投資が重すぎないか100%以下が健全
自己資本比率自己資本 ÷ 総資本借金に頼らず経営できているか30%以上が目安

経営判断に使える!注目すべき「3つの黄金指標」

特に、初級〜中級の経営者がまず押さえるべきはこの3つ。

① 総資本純利益率(ROA)= 会社のもうかる力

ROA = 純利益 ÷ 総資本

この数値は、会社がどれだけ効率よく利益を出しているかを示します。
たとえば総資本が1億円で、年間の純利益が1,000万円ならROAは10%。
これは「資産を10%の利回りで運用している」イメージです。

目安:8〜10%以上で優良企業。5%以下なら改善が必要。


② 流動比率= 資金ショートの危険度チェック

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100(%)

流動資産は1年以内に現金化できる資産(預金・売掛金・在庫など)。
流動負債は1年以内に支払う義務のある負債(買掛金・短期借入など)。

この比率が低いと、支払期日までに現金が用意できないリスクがあります。

目安:150%以上が安全圏。100%を下回ると要注意。


③ 自己資本比率= 借金に頼らない体力の指標

自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本 × 100(%)

銀行や金融機関が特に重視するのがこの数字。

自己資本比率が高いと、「この会社は安定していて潰れにくい」と評価されます。
逆に20%を切るようだと、借金頼りの経営という判断をされ、融資が難しくなることも。

目安:30%以上をキープしたい。


【図解】3指標でわかる、あなたの会社の“経営体質”

指標良い状態悪い状態経営判断への影響
ROA10%以上5%未満利益率 or 効率に問題あり
流動比率150%以上100%未満資金ショートの危険
自己資本比率30%以上20%未満借入依存度が高い

→ この3つを月次でチェックするだけで、倒産リスクを大きく減らすことができます。


応用編:その他の指標も経営改善に直結する

指標名改善施策のヒント
売上高純利益率原価率見直し、経費削減
総資本回転率不要資産の圧縮、在庫削減
棚卸資産回転率在庫管理精度UP
売掛金回転率回収サイト短縮、与信管理強化
固定比率設備投資の適正化、資本増強

まとめ:指標は「見る」だけでなく「動かす」ためにある

バランスシートや損益計算書は、ただの“結果”です。
でも、指標は“未来を動かすためのレバー”になります。

  • 何を改善すれば利益が上がるか?
  • どこを直せば資金ショートを防げるか?
  • 銀行がどう見ているのか?

それらを見える化してくれるのが、経営体質診断シートに含まれる経営指標なのです。

バランスシートを「未来の経営判断」に使う方法


多くの社長が「過去の数字」で経営している。

決算書は過去の成績表。
でも、現実の経営は「未来」に向けて動いています。

にもかかわらず、多くの経営者はこのような状況に陥っています。

・決算が出るのは年に1回
・月次試算表も“結果”しか見ていない
・資金ショートや赤字は“気づいたときにはもう遅い”

これでは、未来の舵取りはできません。

必要なのは、「先を見る数字」です。
そのために活用すべきが、**“未来志向のバランスシート”**です。


目標バランスシートとは何か?

バランスシートを未来に使う最大の方法が、

「目標B/S」を作り、そこに向かって会社を運転する

という考え方です。

目標B/Sとは、「将来、こうありたい」という理想の財務状態を数字で具体化した設計図のことです。


たとえば、こんな未来像を描いてみる

【現状のB/S】

  • 自己資本比率:18%
  • 借入依存:高め
  • キャッシュ比率:10%

【理想の目標B/S(12ヶ月後)】

  • 自己資本比率:30%
  • 借入依存度:大幅に削減
  • キャッシュ比率:25%

ここで初めて、「何をすればその状態に近づけるのか?」という問いが生まれます。


経営計画とB/Sはセットで考える

B/Sを未来に使うためには、「売上目標」や「利益計画」だけでなく、以下の視点を数字で整理する必要があります。

項目観点質問例
売上増加分は何が原資になる?売掛金が増えて資金が詰まらないか?
設備投資借入?内部留保?減価償却負担は耐えられるか?
借入返済キャッシュフローに耐えられる?手元資金はどれくらい残るか?
資本政策増資?自己資本強化?株主構成や配当への影響は?

これらを整理して「理想のB/S」に落とし込めば、経営戦略と財務戦略が一致します。


「たて」と「よこ」で数字をチェックする

バランスシートは、“たて”と“よこ”で見ることで初めて意味を持ちます。

たて:時系列での変化(3期比較)

年度自己資本比率流動比率借入金残高
前期22%130%4,500万円
今期25%145%3,900万円
来期(目標)30%160%3,200万円

→ 数字がどう変化するかで、未来の状態が見える。


よこ:他社比較・理想値比較

指標自社業界平均理想値
自己資本比率25%30%35%
流動比率140%150%160%
売掛金回転率4回5回6回

→ これにより「差分」が明確になり、「どこをどう改善するか」が具体化されます。


資金繰り表とB/Sはセットで使う

理想は、「未来のバランスシート」と「月次の資金繰り表」をセットで管理することです。

売上入金支出差引現金残高
10月800万700万680万+20万400万
11月850万750万710万+40万440万
12月900万800万750万+50万490万

→ この現金残高が、B/Sの「預金」に反映されるわけです。


【テンプレート】月次で未来のB/Sを追うシート

こんなExcelテンプレートがあれば、社長はもっと経営しやすくなります。

自己資本比率流動比率借入残高現金残高備考
現在22%135%4,800万320万
3ヶ月後24%140%4,500万360万借入返済済
6ヶ月後27%150%4,100万410万利益蓄積効果
12ヶ月後30%160%3,600万500万目標達成

→ これを「月次報告書」に入れるだけで、社長の意思決定スピードが圧倒的に上がります。


まとめ:「未来を見る社長」が会社を伸ばす

B/Sは過去の記録ではありません。
**「未来を設計するための設計図」**です。

  • 目標B/Sを描く
  • 現在地と目標の差を把握する
  • その差を埋めるアクションを計画する

これができれば、もはや資金繰りに怯える経営とは無縁になります。

経営に数字を活かす社長の思考法


経営において「数字は手段」であって、目的ではない。

数字に強い経営者。
多くの人が憧れます。でも、「数字が強い」って本当はどういうことでしょうか?

単に計算が早い?財務諸表が読める?エクセルが得意?
それらはテクニックの一部にすぎません。

真の「数字に強い経営者」とは、

“数字をもとに正しい判断をし、会社を動かせる人”

なのです。


「感覚経営」から「根拠経営」へ

多くの中小企業の現場で、こんな会話が飛び交っています。

  • 「まぁ、こんなもんだろう」
  • 「たぶん大丈夫だと思うよ」
  • 「前もこれくらいで回ってたし」

……それ、本当に“思い込み”ではありませんか?

感覚で経営する時代は、すでに終わりました。
今求められるのは、**「数字による根拠ある判断」**です。


数字が読める社長は、3つの“なぜ?”を持っている

数字を活かす経営者は、常に「なぜ?」を数字で答えようとします。

① なぜ利益が出たのか?

→ 商品別の粗利率は?販管費とのバランスは?

② なぜ資金が減ったのか?

→ 売上が増えても、回収サイトが延びてないか?

③ なぜ銀行に評価されなかったのか?

→ 自己資本比率は?直近の返済比率は?

この“なぜ”を突き詰める姿勢こそが、「数字を活かす」第一歩です。


「数字を見る」は、「数字で意思決定する」に進化させる

数字を見るだけでなく、経営判断の拠り所として使うことが重要です。

例1:広告費をかけるべきか迷ったとき

  • 粗利率が低い商品なら、CPA(顧客獲得単価)が割に合わない
  • ROAS(広告費対効果)が過去データから割り出せる

→ 感覚ではなく、「この数字以上ならOK」と判断できる


例2:採用をするかどうか

  • 売上増加分に対する人件費の比率は?
  • 人件費増加後の損益分岐点はどこになるか?

→ 「人を増やせば売上が伸びる」は幻想かもしれない


数字を読む力は、社長の「言葉の力」にもなる

銀行との交渉、社員への説明、外注業者との契約──
どの場面でも、数字を使って語れる社長は信頼されます。

  • 「借入の返済能力は自己資本比率で見てください」
  • 「このプロジェクトのROIは12ヶ月でプラスに転じます」
  • 「固定比率を下げる戦略として、今期は投資を抑えます」

こうした発言ができるようになると、会社の“格”が上がります。


数字に強くなるために、社長がやるべき3つの習慣

習慣具体的アクション効果
① 毎月「数字を見る時間」を持つ月次のB/S、PL、資金繰り表をチェック感覚ではなくファクトで経営判断
② KPIを可視化して追う粗利率、回収日数、在庫回転率など経営改善の“レバー”を手にする
③ 社内外に数字で語る社員に利益の構造を説明/銀行に資金戦略を共有信頼と協力が得られるようになる

数字が読める社長は「孤独」から脱却できる

経営者の多くは、「数字が分からない」という理由で誰にも相談できずに孤独になります。

でも、数字を見て話せるようになると、こうなります。

  • 税理士と本音で話せる
  • 社員に数字でビジョンを共有できる
  • 銀行と対等に交渉できる

つまり、数字は社長の“武器”であり“通訳”なのです。


まとめ:「数字の使い方」は、最強の経営戦略になる

B/Sや経営指標は、ただの“会計資料”ではありません。

  • 社長の思考を整理し
  • 社員を納得させ
  • 銀行を動かし
  • 将来を変える

それが数字の力です。

そして何より、「数字に強くなる」ことは、経営の不安を減らし、自信を持って意思決定できるようになることです。

このブログで紹介してきた内容を実践すれば、あなたも必ずそのステージに立てます。

おわりに:数字に強い経営者は、倒れない。


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
あなたがこのブログを最後まで読み切った時点で、すでに“数字に強くなる経営者”への一歩を踏み出しています。

なぜなら──

「数字が苦手」と言いながらも、数字を理解しようとする姿勢こそが、最も大切だからです。


経営にとって「数字」は、防具であり、武器でもある。

  • 数字は、資金ショートを防ぐ「盾」になります。
  • 数字は、利益を最大化する「剣」になります。
  • 数字は、社員と未来を語る「言葉」になります。

つまり、数字が分かるだけで、経営の“守り”も“攻め”も強くなるのです。


最後に──明日からやるべき3つのアクション

今すぐ、以下の3つを実行してみてください。

  1. 自社のB/Sを5ステップで再現してみる
    → あなたの会社の“今”がどんな状態か、初めて見えてきます。
  2. 「経営体質診断シート」を作り、指標をチェック
    → 倒産リスク・利益体質・資金効率を定量的に把握できます。
  3. 「12ヶ月後の理想B/S」をイメージし、そこに向けた行動計画を立てる
    → 数字に基づいた“戦略的経営”が始まります。

あなたの会社は、数字で生まれ変わる。

経営は“感覚”だけでなく、“設計”で行う時代です。

  • 「たぶん大丈夫」ではなく、「数字が証明しているから大丈夫」
  • 「これくらいかな?」ではなく、「これだけの根拠があるからこうする」

そう言える社長になれたとき、
会社の未来は大きく変わり始めます。

数字を、あなたの言葉に変えていきましょう。
そして、数字で会社を守り、動かし、成長させていきましょう。

当事務所では「補助金申請支援」や 「資金繰り改善」など
経営に関するサポートを幅広く行っております。

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