なぜ代理店に任せると売れないのか?“売る力”を取り戻すための5つのステップ

目次

はじめに

「うちの商品、もっと世の中に広まってもいいはずなのに…」
「代理店に任せているのに、なかなか売上が伸びない…」
そんなジレンマを抱えていませんか?

中小企業の多くが、商品力には自信がある。
それにもかかわらず、販売という“ラスト1マイル”でつまずく――この構図、非常に多いのです。

そしてその原因の多くは、「流通業者が売ってくれるはず」という思い込み。
実はこれが、成長のブレーキになっていることに、多くの経営者は気づいていません。

このブログ記事では、「売れない原因は他人任せにある」という厳しい現実を突きつけつつ、
どうすれば**“自分たちの力で売る”ための仕組みとマインド**を築けるのかを、わかりやすく解説していきます。

「売ること」から逃げてはいけない。
むしろ「売る力」こそが、あなたの会社を未来へ導く最大の資産です。

なぜ「流通業者に任せれば売れる」は幻想なのか?


「売るのは流通の仕事だ」と思っていませんか?

中小企業の多くが、商品を作った後、こう考えがちです。

「うちはいい商品を作っている。あとは代理店が売ってくれればいい」
「大手流通に取り扱ってもらえたら、一気に売れるはずだ」

このように、“売ること”を他人任せにする姿勢は、非常に多くの中小企業に見られます。
そしてその多くが、数か月後にこう感じます。

「全然売れてない。なぜだ?」

答えはシンプルです。


流通業者は「売る」人ではない。

流通業者は「流す」人です。
販売代理店も、小売店も、基本的に商品を“置く”場所を提供する存在です。

つまり、彼らの役割はこうです。

役割内容
流通業者商品を店頭・カタログ・ECに掲載し、在庫を管理する
販売代理店商品を仕入れて、自社の販路に流す
小売店お客様が買えるように、棚に並べておく

彼らは、「売る努力」まではしてくれないのが現実です。


「売ってくれる」という期待は幻想

ここで重要な事実があります。

流通業者にとって、あなたの商品は「数ある商品の1つ」に過ぎない。

  • 年間で何百という新商品を扱う
  • 営業担当1人が100以上の取扱商品を抱えている
  • 売上ノルマは自社ブランドや定番商品で埋めている

そんな現場に、あなたの新商品が入ったところで、優先的に売ってもらえる可能性はほぼゼロです。

むしろ、「売れなかったらすぐ切られる」ほうが普通です。


「委ねる」と「任せきる」は違う

  • 販売委託すること
  • 販売を丸投げすること

これはまったく違います。

販売を委託する場合でも、メーカー側が以下を担う必要があります:

  • 店舗でのPOP制作や販促物の提供
  • 商品の使い方・強みのトレーニング
  • 展示会や体験イベントの開催
  • 定期的な営業フォロー

これらがなければ、棚に置かれて終わりになります。誰もその存在に気づきません。


成功する企業は、「売る努力」を自らしている

たとえば、ある地方の調味料メーカーがありました。

  • 地元百貨店に卸したが、半年で返品続き
  • 理由は「陳列されていても、何の説明もないから売れない」

そこで彼らはこう変えました。

  • 自社で販売スタッフを店頭に立たせて試食会を実施
  • 商品のこだわりを説明し、レシピ付きで配布
  • SNSで購入者の声を拡散

結果、3か月で販売数が5倍に伸び、定番棚に昇格しました。

これはまさに、「売る努力を他人任せにしなかった」結果です。


幻想を壊すことで、販路は開ける

もしあなたが今、

  • 「代理店に任せてるのに売れない」
  • 「大手モールに出したけど全然注文が来ない」
  • 「展示会に出たのに、その後が続かない」

こう感じているなら、それは売る努力の主語が「他人」になっている証拠です。

今すぐに、その構造を変えなければなりません。


売上は、売る覚悟のある者だけに訪れる

「売ってくれる」は幻想。
「売る覚悟」がある企業だけが、結果を出します。

本記事では、この後、なぜ流通業者が積極的に売ってくれないのか、
そして、どうすれば「自分たちの力で売る」仕組みを作れるのかを、さらに深掘りしていきます。

「代理店・販売店は売ってくれない」その根本理由


表面的な理由に惑わされるな

中小企業が「代理店に商品を置いてもらったのに売れない」と悩むとき、
よく聞くのが以下のようなセリフです。

  • 「売り場が悪かったのでは?」
  • 「季節が合わなかったのでは?」
  • 「店員がちゃんと説明してくれなかったのでは?」

これらは確かに一理あります。しかし、それは**“表面的な現象”に過ぎません。**
もっと根本的な理由があるのです。


本質は、「売るモチベーションがない」こと

代理店も販売店も、営利企業です。
つまり、「売上が上がる」「利益が出る」と思えば売ります。
逆に言えば、それ以外の動機では動かないということです。

では、なぜ多くの商品が売られずに棚で眠るのか?
答えはシンプルです。


代理店・販売店にとって、“売る価値”がないから


あなたの商品が「売る価値なし」とされる理由

代理店や店舗があなたの商品を積極的に売らない理由は、大きく以下の5つに集約されます。


① 利益率が低い(儲からない)

販売マージンが低いと、販売にかかる手間と見合わないと判断されます。

  • 1個売って数十円の利益しか出ない
  • 店頭POPや陳列変更が手間に見合わない
  • クレーム対応のリスクが大きい

となれば、売らない判断をするのは当然です。


② 売れる保証がない(実績がない)

過去の売上実績やデータがない商品は、「博打」扱いされます。

代理店は「売れるかどうかわからない商品」を推したがりません。
彼らにとっての安全牌は、「既に売れている他社商品」です。


③ 営業資料・教育が整っていない(説明できない)

商品特徴や顧客ターゲット、価格訴求のポイントが明確でなければ、店員は紹介できません。

  • 使い方がわかりづらい
  • 他商品との違いが言語化されていない
  • 提案トークやQ&Aがない

この状態では、説明すら面倒くさい商品になってしまいます。


④ 売上目標にカウントされない(インセンティブがない)

代理店・販売店の営業スタッフには、販売ノルマや評価制度があります。

  • 大手メーカーの新商品にはインセンティブがつく
  • 売上目標達成に貢献しない商品は後回し

あなたの商品が彼らの評価に結びつかないなら、優先度は限りなく低くなるのです。


⑤ 継続的なフォローがない(忘れ去られる)

初回だけ卸して、あとは放置――これは最悪のパターンです。

  • 「あの商品、まだありますか?」
  • 「販促チラシとか作れます?」
  • 「レビューとかありますか?」

こうした問い合わせに即対応できなければ、あなたの商品は次第に棚から外されていきます。


店側の本音:「売れる商品だけを売りたい」

販売の現場に立つ店舗スタッフや営業マンのリアルな声を聞けば、こう言うでしょう。

  • 「売りやすい商品しか紹介しない」
  • 「クレームが来ると面倒だから避ける」
  • 「利益が出る商品なら、力を入れる」

つまり、あなたの商品がこれらの条件を満たしていなければ、誰も本気で売ってくれないのです。


売ってほしいなら、「売りたくなる状態」を作れ

ここで重要なのは、売ってもらうのを期待することではないということ。

代理店が「売りたくなる仕組み」こそが必要なのです。

それには、次のような工夫が求められます。

  • 利益率を調整して魅力的な条件にする
  • 店舗POPや什器を提供する
  • 売上コンテストやインセンティブキャンペーンを設ける
  • 顧客の声やレビューを継続提供する
  • 競合商品との違いを一言で説明できる資料を用意する

まとめ:売れないのではない。「売られていない」だけ

代理店や販売店が売ってくれないのは、商品力がないからではありません。
売られる状態が整っていないからです。

その状態を作るのは、メーカー=あなた自身の仕事です。

「どうすればこの人たちは売ってくれるか?」という視点で、
販売現場の構造と心理に沿った仕組みを設計していくことが、勝ち残るカギです。

販売手数料=通行料? 中小企業が陥る“販売の勘違い”とは


手数料を払えば売ってくれる、と思っていませんか?

中小企業が販売代理店や流通業者と取引を始める際に、よくある誤解があります。

それが、**「販売手数料を払っているのだから、売ってくれて当然」**という思い込みです。

たしかに手数料は支払っています。
しかし、その手数料は**「売ってもらうための対価」ではありません。**

実態は、“通行料”のようなものに過ぎないのです。


「通行料」の本質を理解しよう

高速道路を想像してください。
通行料を払ってゲートをくぐったとしても、目的地に着ける保証はありません。

  • 渋滞していたら?
  • 事故が起きていたら?
  • 降り口を間違えたら?

結局、自分でハンドルを握り、運転しなければ、ゴールにはたどり着けません。

販売代理店も同じです。
あなたの商品が棚に置かれた=ゲートを通過しただけであり、
そこから先に「売れる」というゴールが待っているわけではないのです。


「通行料」と「成果報酬」はまったく違う

支払いの種類意味誤解されがちな期待実際の役割
通行料(手数料)商品を流通に乗せるための通過コスト「払ってるんだから売って」取り扱うだけで売らない可能性もある
成果報酬型契約実売上に応じて支払う報酬売った分だけ払う成果が出ないと報酬は発生しない

販売手数料を**「報酬」ではなく、「場所代」だと捉える**ことが極めて重要です。


代理店・流通に丸投げするとどうなるか?

もしあなたが、

  • 商品の魅力を伝える資料を渡していない
  • 店舗POPや売り場作りをサポートしていない
  • 顧客の声やレビューを提供していない

このような状態で「売れない」と嘆いているなら、
それは**「通行料だけ払って、運転せずに座席で寝ている」状態**です。

当然、ゴールには着けません。


「売る努力」を可視化せよ

代理店との関係で重要なのは、「売れる状態」をいかに自分で作れるかです。

以下のような観点で、自社の対応を振り返ってみてください。

項目自社の対応状況(〇/△/×)コメント
販売マニュアルを提供しているか〇 / △ / ×使い方・ターゲット明確か?
店頭POPや販促ツールを作成したか〇 / △ / ×デザイン・導線の工夫は?
店舗スタッフへの商品説明を行ったか〇 / △ / ×訓練機会は足りているか?
売上データや購入者の声を共有したか〇 / △ / ×エビデンスが信頼を生む

これらが揃っていなければ、通行料だけ払って“丸投げ”している状態です。


本当の意味で「手数料の元を取る」方法

手数料をコストではなく、「投資」として回収するための行動が必要です。

具体的には:

  • 販売初期に集中的なプロモーションを行う
  • 店舗と「販売目標」を共有し、インセンティブ設計をする
  • 定期的に店舗訪問・ヒアリングを行い、改善提案をする
  • 共催イベントやキャンペーンを積極的に打つ

つまり、“売ってもらう”のではなく、“一緒に売る”姿勢が必要なのです。


「置かれた商品」は売れない。「動いている商品」だけが売れる

棚にただ置かれている商品は、存在しないのと同じです。
人の目に触れ、手に取られ、使われ、語られ、拡散されて初めて、商品は“売れる”のです。

あなたの商品が、

  • 顧客に語られているか?
  • 店頭で目立っているか?
  • 店員に薦められているか?
  • SNSで紹介されているか?

これらがなければ、手数料をいくら払っても、売上はゼロのままです。


まとめ:ハンドルを握るのは、あなた

販売手数料は、ゴールへの切符ではありません。
「この道を走る権利」を買っただけです。

走るかどうか、どこまで行くか、どれだけ売るかは、あなたの“売る努力”次第です。

代理店に丸投げして、「売れない」と悩む前に、
自分がハンドルを握っているか? そこをまず問い直しましょう。

最小で最大の成果を上げる「蛇口戦略」とは


拡大ではなく「集中」こそが、売上を伸ばすカギ

多くの中小企業が販売に行き詰まる理由のひとつが、
「販路を増やせば売れる」という幻想にとらわれていることです。

  • 「もっと店舗数を増やそう」
  • 「代理店を全国に展開しよう」
  • 「新しいECモールにも出そう」

このような“拡大戦略”は、確かに正しく見えます。
しかし、体力の限られた中小企業にとっては、むしろ逆効果になることが非常に多いのです。


水が出ない蛇口を増やしても、水量は増えない

ここで、ある有名な比喩を紹介しましょう。

「蛇口を増やすな。水の出る蛇口を強くひねれ。」

これは、売れる店舗を見つけたら、そこに集中すべきだというメッセージです。

水が出ない(=売れない)蛇口をいくつも取り付けても、水(=売上)は増えません。
むしろ、管理コスト、営業コスト、製品供給の手間が増えるだけです。


蛇口戦略とは?

蛇口戦略とは、以下のような販売戦略を意味します。

  • 売れない店舗を増やすのではなく、売れる店舗に集中投資する
  • 全体の販路数を絞り込み、パートナー化・深耕を行う
  • 一店舗あたりの売上最大化を目指す

なぜ蛇口戦略が有効なのか?

理由1:販売効率が上がる

1件の売上が5倍になる店舗を1つ作るのと、売れない店舗を5件増やすのでは、
前者の方が圧倒的に利益率も運用効率も高いです。

理由2:成功モデルを横展開できる

1店舗で成功体験が作れれば、それをマニュアル化して他店舗にも応用可能です。
これは「スケールする仕組み」です。

理由3:営業コストが抑えられる

売れない店舗に訪問・連絡・納品などをしても、回収できない時間ばかりが増えていきます。
「捨てる判断」ができるかどうかが、経営力そのものです。


蛇口戦略の実践ステップ

以下に、蛇口戦略を実行するための5ステップを提示します。


ステップ① 売れる店舗を選別する

売上データ、顧客の反応、スタッフの熱量などから、

  • 「ここはもっと売れる」
  • 「ここは正直、限界がある」

という判断を数値と感覚の両面で行います。


ステップ② 売れている店舗に資源を集中投下

  • 店舗POPや什器をカスタムで提供
  • スタッフ向けの販売研修を実施
  • 限定商品や先行販売を提案

これにより、店舗側にも「この商品は売る価値がある」と感じさせることができます。


ステップ③ 店舗スタッフを巻き込む

  • 店舗表彰制度
  • 成績上位店に販促予算を還元
  • 売れたスタッフへの報奨制度

こうした仕組みで、“他人の商品”を“自分ごと化”させることがカギです。


ステップ④ 成功事例を可視化・再現可能にする

  • 売上データの可視化
  • お客様の声(レビュー)収集
  • 店舗レイアウト・陳列事例の写真共有

これにより、他店舗への横展開がスムーズに進みます。


ステップ⑤ 売れない店舗は切り捨てる

ここが最大のポイントです。
売れない販路・店舗には見切りをつける勇気が必要です。

  • 売れない理由をヒアリングしても改善が見られない
  • 販売意欲が低い
  • 顧客層がミスマッチ

このような場合は、いくら続けても「水が出ない蛇口」に労力を注ぎ込むだけです。


実例:ある和菓子メーカーの事例

地方の老舗和菓子メーカーA社は、全国の百貨店に販路を広げていましたが、
在庫リスク・返品対応・催事疲れに悩まされていました。

そこで、東京の3店舗に集中する「蛇口戦略」に切り替えた結果:

  • 営業工数が3分の1に
  • 1店舗あたりの売上が2倍に
  • 顧客満足度が上がりリピート率も向上

結果、売上は横ばいでも、利益率が大幅改善し、財務が健全化しました。


蛇口戦略の成否を分ける2つの視点

視点1:「どこで売れるか?」より、「誰が売ってくれるか?」

売れる店舗は、立地よりも店員の熱量で決まることが多いのです。

視点2:「いくつ置くか?」ではなく、「どれだけ売るか?」

販路の“数”ではなく、“密度”に着目することが成果につながります。


まとめ:売上は「数」ではなく「濃さ」で決まる

販路を広げるほど、管理が分散し、成果がぼやけます。
逆に、販路を絞り込み、投下するリソースを集中させることで、一店舗あたりの売上は飛躍的に伸びるのです。

蛇口戦略とは、まさに経営資源の集中投下による「少数精鋭販売戦略」です。

「売れない場所を切る」ことは、勇気がいります。
しかし、それができる会社こそ、成長の加速装置を手に入れるのです。

“売る力”は経営の本質:自社で売るための実行ステップ


売ることから逃げる経営者は、いつか「売れなくなる」

多くの中小企業経営者が、販売代理店や大手流通に頼りたがる本当の理由は、シンプルです。

「売るのが怖い」「売るのが面倒」「売るのが苦手」

しかし、この“売る力”から逃げる姿勢こそが、企業をじわじわと衰退させる原因です。


売る力 = 経営の中心

経営にはさまざまな力が必要です。

  • 製品開発力:良い商品を作る
  • 生産力:安定して作れる体制を持つ
  • 財務力:資金繰りを管理する
  • 人材力:人を集めて育てる

しかし、どれも「売上」がなければ成り立ちません。
つまり、**「売る力がなければ、どんなに良い商品も、意味がない」**のです。


自社で売る力を育てる5つの実行ステップ

ここからは、明日から取り組める“自分で売る”ための具体策をステップごとに解説します。


ステップ①:販売チャネルの主導権を握る

販売は、**「どこで売るか」より「自分でコントロールできるか」**が重要です。

チャネル種別具体例主導権の有無
自社ECShopify、BASE、自社サイト
直販営業商談、店舗営業、BtoB
代理店卸業者、商社
モール出品Amazon、楽天△〜✕

自社ECや直販営業など、自分で値段や表現、在庫、顧客対応をコントロールできる場所に注力しましょう。


ステップ②:顧客と直接対話する現場主義

商品は、デスクでは売れません。売れる場所は“現場”です。

  • 展示会・直売会で反応を見る
  • SNSでDMやコメントを拾う
  • 購入者にヒアリングして声を集める

顧客の**「使い方」「困りごと」「感想」**を拾えば、売れる理由も見えてきます。


ステップ③:「売る仕組み」を構築する(セールスファネル)

行き当たりばったりではなく、販売の流れ=セールスファネルを明確にします。

ファネル段階顧客の状態施策例
認知存在を知らないSNS投稿、広告、展示会
興味興味を持ったメルマガ登録、LINE、LP
比較検討他と比べている口コミ、料金表、FAQ
購入買う寸前限定特典、決済導線
リピートファン化お礼メール、再購入特典

顧客をこの階段のどこに位置付けるかで、打つ施策も変わります。


ステップ④:属人的営業を脱し、チームで売る

「営業は○○さん頼み」では、再現性がありません。
誰でも売れるように、仕組み化しましょう。

  • トークスクリプトの標準化
  • 顧客対応のマニュアル整備
  • 営業日報やCRMの活用
  • 定例ミーティングでノウハウ共有

チームで営業力を育てることで、“再現性ある売上”を生み出す組織になります。


ステップ⑤:経営者が「売る最前線」に立つ

とくに創業期・成長期の中小企業にとって、「社長が売る」ことこそ最大の武器です。

  • あなたが語る商品ストーリーには、説得力と熱意がある
  • あなたには決裁権があるので、即断即決できる
  • あなたの姿勢が、社員や代理店の温度を変える

営業は、社長業の最重要タスクのひとつです。


実践のためのチェックリスト

以下は、「売る力を自社に根付かせる」ための確認項目です。

項目自社の現状(〇/△/×)
自社ECや直販ルートを確保している〇 / △ / ×
商品の訴求ポイントが1文で語れる〇 / △ / ×
顧客と定期的に直接コミュニケーションを取っている〇 / △ / ×
営業ノウハウが属人化せず、共有されている〇 / △ / ×
経営者自らが販売現場に立っている〇 / △ / ×

すべてに〇がつけば、売れる体質ができている証拠です。


まとめ:売る力は、経営の源泉である

「売るのは苦手だ」
「営業は人に任せたい」
「商品が良ければ、売れるはずだ」

こうした発想は、今日で終わりにしましょう。

売る力を自社に持たなければ、代理店も店舗も、動いてくれません。
むしろ、“売れる企業”だけが市場で生き残れる時代です。

経営者自らが「売ること」の価値を理解し、主導権を持つことで、
あなたの会社は「販売力のある強い会社」へと変わっていきます。

おわりに

「販売は、他人に任せるものではなく、経営者が背負うべき責任だ。」

これは、多くの成功経営者がたどり着く結論です。
たとえ一時的に代理店や大手流通に頼ったとしても、売る力を社内に持たなければ、事業は安定しません。

今回お伝えしたのは、売上を劇的に伸ばすための「販路依存からの脱却」の第一歩です。

  • 売れる商品とは何か?
  • 売る仕組みとはどう設計するのか?
  • 売れ続ける企業の共通点とは?

これらは、すべて「自らの手で売る」覚悟を持った経営者だけが知る世界です。

あなたの会社も、明日からその一歩を踏み出せます。
この記事が、その起点となれば幸いです。

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